フクシマ 2011‐2017

土田ヒロミ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622086697
ISBN 10 : 4622086697
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
196p;31X31

内容詳細

福島の風景の多くは、長い時間をかけて人の手が作りだしてきた里山である。あれほど美しかった福島の自然。四季に移ろう風景から人が退避しなくてはならなくなった事態がつづく。除染作業が進み、黒いフレコンバッグが山と積まれ始めた。風景が徐々に変わっていく。とてつもない何かが、この地に生じている。高度な文明がもたらした福島第一原子力発電所事故。自然と人間の共生が崩壊していく現場の記録には、予兆として、人類の未来が写っているのかもしれない。土門拳賞受賞、『ヒロシマ』三部作で知られる写真家が“定点観測”でとらえた放射能汚染地域の自然の変容。

【著者紹介】
土田ヒロミ : 1939年福井県に生まれる。福井大学工学部卒業。ポーラ化粧品本舗退社後、フリーランスに。1971‐96年東京綜合写真専門学校教職。2000‐13年大阪芸術大学教授、現在非常勤講師。各種審査委員をつとめる。1975年から40年にわたり撮影しつづけた被爆地ヒロシマのほか、高度経済成長やバブル経済、祭礼や土俗文化などのテーマによって、変貌する日本の姿を表現してきた。代表作に「自閉空間」(’71太陽賞)、「ヒロシマ 1945‐1978」(’78伊奈信男賞)、「ヒロシマ」(’84日本写真家協会賞)、「土田ヒロミのニッポン」(’08土門拳賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yura2 さん

    相馬郡飯館村二枚橋・清冽な水芭蕉の風景から始まる、大判の写真集(この水芭蕉の群生は、2014年の除染作業で根こそぎ刈り取られたそうです)。放射能汚染地域の変容を、定点観測で記録しています。いつも人のそばにあったであろう自然の美しい風景の数々。そこにフレコンバッグの写真がいやでも混じる。あまりに理不尽な眺め、いつまでも暴力にさらされているような気さえします。新緑に覆い被さるように咲き広がる山藤が見事でした。ほんとに綺麗な福島の風景が沢山。たとえ防護服の人しか見られなくても。

  • 吟遊 さん

    素晴らしい写真集だと思う。ことばがすごく少ないし、写真家(著者)でない方の解説しかないので、何が込められているのか、解釈は分かれても良いと思う。ぼくは基本的に福島の自然は美しい、ということを目に焼き付けるような体験だった。もちろん、フレコンバッグもあれば、重機も、ただならぬ人影(全身防備)もあるが、ただ、自然だけを写した写真が大多数。タイトルの「フクシマ」は「ヒロシマ」と同じく、原発事故の普遍性と巨大さを物語っているのだろうが、それでも福島県の自然は包容力があり、大きい。

  • takao さん

    ふむ

  • ブラウン さん

    人づてに、土田氏はセクハラ紛いの下ネタがすごいときいた。そんな人間が、「フクシマ」、「ヒロシマ」、「ベ ルリン」に関わってはいけない。

  • Yasutaka Nishimoto さん

    こういう写真集は、何を見たいのかによるかな…

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人物・団体紹介

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土田ヒロミ

1939年福井県生まれ。63年福井大学工学部卒業後、ポーラ化粧品本舗に入社。会社勤めの傍ら、東京綜合写真専門学校で学び写真家としての活動を開始。1971年退社後写真家の道を選び、『俗神』(1976)を発表。また、伊奈信男賞を受賞したシリーズ「ヒロシマ」は、「ヒロシマ1945〜1979」(1978)、

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