ワイセツ論の政治学 走れ、エロス!

内藤篤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864051231
ISBN 10 : 4864051232
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
281p;20

内容詳細

猥褻か?芸術か?どころの騒ぎじゃない!!チャタレイ夫人、悪徳の栄え、愛のコリーダ…、昭和の先人たちが挑んだ芸術論としての猥褻論争も今は昔。ネット社会化により混迷するワイセツ規制は、いまや「ブツ」から人々の「思考」そのものへと、その権域の拡大を試みる。海外配信から、準児童ポルノ、非実在青少年、JKリフレまで…。「ヘア」解禁が話題となっていた1994年に刊行された旧版を、大幅な加筆と註釈によりメタ的にリノベーション。弁護士であり名画座館主でもある著者が、豊富な判例をもとに実証的に描き出す。もはや現代は「見えた」か「見えない」かではない、「見られて」いるのだ!!

目次 : 1 1994(発情するメディア―テクノロジーが駆動する欲望/ まだ死ねずにいる猥褻裁判のために―チャタレイ夫人/サド/愛のコリーダ/ 越境の規則―税関という名の超絶理論体系/ 自主規制の政治学―映倫の存在理由/ エンド・オブ・ザ・ロード―「有害」図書指定とは何であったのか/ リベラリズムを超えて―フェミニズム・ポルノ批判異論/ 幕間 メディア・セックスの彼方に―エピローグ“1994”)/ 2 2017(「フリー経済」の果てに―ビデ倫摘発/海外配信/ エロい芸術―エロと権力の付き合い方/ エロと権力、ふたたび―準児童ポルノ/非実在青少年)

【著者紹介】
内藤篤 : 1958年東京生まれ。弁護士、ニューヨーク州弁護士。2006年より名画座「シネマヴェーラ渋谷」館主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 時雨 さん

    1994年刊行『走れ、エロス!』の増補改訂版。弁護士であり名画座のオーナーでもある筆者が、映像メディアを中心に猥褻物規制(警察規制・自主規制)の現状を批判的に論じる。メディアの技術革新とエロ、その規制が絡み合うように進んできた歴史を振り返る筆者は、児童ポルノ規制の強化を憂えつつも90年代以降の「事実上のエロの解禁現象」を基本的に歓迎する。猥褻規制はまず無くならないが、社会通念の変化を踏まえて裁判所が次第にトーンダウンしていくのではないかとの見立ては、楽観的に過ぎる気もするが実際ありそうな展開だとも思う。

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内藤篤

1958年東京生まれ。弁護士、ニューヨーク州弁護士。2006年より名画座「シネマヴェーラ渋谷」館主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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