復活の日

小松左京

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152097385
ISBN 10 : 4152097388
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
384p;20

内容詳細

生物化学兵器として開発されたMM‐88菌を搭載した小型機が、冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する―南極基地の1万人たらずの者たちを残して。だが、最後の砦である南極までが、超大国の負の遺産である戦略核兵器の脅威にさらされる。果たして、人類という種は生き延びることができるのか。著者の長篇代表作を生頼範義カバーで復刊。

【著者紹介】
小松左京 : 1931年、大阪府生まれ。本名・実。京都大学文学部卒。62年、投稿短篇「易仙逃里記」が“SFマガジン”に掲載されてデビュー。たちまち同誌の常連執筆者となる。63年、第一短篇集『地には平和を』を刊行。70年、大阪万博に委員として参加。同年、国際SFシンポジウムの実行委員長も務める。73年、『日本沈没』がベストセラーとなり、同作で翌年の第27回日本推理作家協会賞を受賞。80年から日本SF作家クラブの第三代会長を務める。85年、『首都消失』で第6回日本SF大賞を受賞。2000年から小松左京賞を創設するなど、作品以外の形でも国産SFの発展に多大な貢献を果たした。2011年7月、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 散文の詞 さん

    懐かしさについ手にとって読み出したが、これが面白い。多少理屈っぽいところや半世紀も前に書かれているために、多少の古さは感じるがそれを差し置いても、面白い。 前半から中盤にかけてがウィルス、後半が核の脅威。 それぞれが、無益な行為の連続で、苦笑いしかない。 それにしても、それぞれの脅威にも人類は滅びることはないのか?

  • ケンイチミズバ さん

    科学者の誤算。正義感から持ち出したウイルスのサンプルは裏世界では金のなる木だった。ワクチンを開発するつもりが、利用されあまりの罪悪感から自殺を図る。しかも、威力を弱める実験中に真逆のものを産み出してしまった。運び屋が用意したのは大戦中の機体。アルプス超えを試みた暴挙のせいで太陽系第三惑星は地表から生命体を失う。潜望鏡から見えた富士山に涙し、懊悩は続く。生き残ったことに意味はあるのか、家族のいる向こう側に行きたい。祖国が滅びるなら敵も道連れという大国のエゴには憤りしかない。1970年代の不安を十二分に堪能。

  • 就寝30分前 さん

    最後まで諦めずに読み切って良かった。日本を代表するSF作家小松左京氏のパンデミック小説。滅びゆく人類の描写が恐ろしい。言葉づかいと専門用語が難しく知識も豊富で、フィクションとノンフィクションの区別がつかない。ちょっとチャチャを入れるなら、、、多岐川裕美とオリビアハッセーは出てこなかった。

  • 阿部義彦 さん

    小松左京さんの第二長編、今まで読み逃してたのを(お恥づかしい)やっと読了。でも第一長編の「日本アパッチ族」は発表当時すぐにカッパブックス(新書判)で読みましたぞ!しかし、壮大な物語とその後の展開には息を呑みました。第一部がほぼ8割で重苦しいがそこからの第二第三部はめくる手が止まらず一気呵成に読み切りました。人類の再生の物語。南極隊員の吉住の数奇な運命そして、ラストの新しいエデンの園への移住。南極で多国籍の人類、うち女性16名の面子が如何にして人類を存続させていくのか。初期にしてスタイルが完成してます。

  • ちゃま坊 さん

    あのパンデミック小説の名作が復刻版として出ていた。 映画より原作の方がもっといいぞ、と40年前に思った記憶がある。あの頃の小松左京の頭脳のすごさを改めて感じる。ここでは死亡率の高いチベットかぜが世界中で猛威を奮うのだが、これはただのカゼではなかった。われわれは今まさに未知の病気と遭遇している。今後のシナリオはだいたいわかった。通勤電車、相撲、プロ野球、株価のこともちゃんと書いてある。★★★

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小松左京

1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。幾多の職を経て、62年作家デビュー。その後、日本SF界の草創期から中心的役割を果たし、数々の秀作名作を発表。74年『日本沈没』で第27回日本推理作家協会賞、85年『首都消失』で第6回日本SF大賞を受賞。2011年7月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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