CD 輸入盤

ピアノ独奏作品全集 バリー・ダグラス(6CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN10951
組み枚数
:
6
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


バリー・ダグラスのブラームス!
ピアノ独奏作品集が全集ボックスで登場!


1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。Chandos専属アーティストとなったダグラスが2012年にスタートし、Chandosの人気シリーズにまで成長したダグラスの一大プロジェクト「ブラームスのピアノ独奏作品集」が、ついに全集ボックスとなって登場!
 レコード芸術誌を始め、英グラモフォン誌、英ピアニスト誌、英BBCミュージック・マガジンなど各誌で激賞された、崇高にして円熟なるブラームスです。(photo by Ekaterina Kraynova)(輸入元情報)

【収録情報】
ブラームス:ピアノ独奏作品全集


Disc1
● ラプソディ第1番ロ短調 Op.79-1
● 間奏曲 ホ長調 Op.116-4
● 間奏曲 イ長調 Op.118-2
● カプリッチョ ニ短調 Op.116-1
● 間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
● ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2
● ロマンス Op.118-5
● カプリッチョ ニ短調 Op.116-7
● バラード ロ長調 Op.10-4
● カプリッチョ ト短調 Op.116-3
● ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24

Disc2
● バラード ニ長調 Op.10-2
● バラード ト短調 Op.118-3
● 間奏曲 変ロ短調 Op.117-2
● ラプソディ 変ホ長調 Op.119-4
● 間奏曲 イ短調 Op.116-2
● 間奏曲 ホ長調 Op.116-6
● バラード ロ短調 Op.10-3『間奏曲』
● ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5

Disc3
● ワルツ集 Op.39
● 主題と変奏 ニ短調
● 間奏曲 ロ短調 Op.119-1
● 間奏曲 ハ長調 Op.119-3
● 間奏曲 ホ短調 Op.116-5
● ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2

Disc4
● ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
● 間奏曲 嬰ハ短調 Op.117-3
● 間奏曲 ホ短調 Op.119-2
● シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
● カプリッチョ 嬰ヘ短調 Op.76-1
● カプリッチョ ロ短調 Op.76-2
● 間奏曲 イ長調 Op.76-6
● バラード ニ短調 Op.10-1『エドワード』
● パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35 第1巻

Disc5
● 間奏曲 イ短調 Op.118-1
● サラバンド イ短調 WoO.5 posth. No.1
● パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35 第2巻
● 創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
● サラバンド ロ短調 WoO.5 posth. No.2
● スケルツォ 変ホ短調 Op.4
● 間奏曲 変イ長調 Op.76-3
● 間奏曲 ヘ短調 Op.118-4
● ハンガリー舞曲第3番ヘ長調 WoO.1-3
● 間奏曲 変ロ長調 Op.76-4
● ハンガリーの歌による変奏曲 ニ長調 Op.21-2
● ハンガリー舞曲第1番ト短調 WoO.1-1
● ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調 WoO.1-5

Disc6
● ラコッツィ行進曲 Anh.III-10
● 間奏曲 変ホ短調 Op.118-6
● カノン Anh.III-2
● ジーグ WoO.4-1
● ジーグ WoO.4-2
● カプリッチョ 嬰ハ短調 Op.76-5
● 間奏曲 イ短調 Op.76-7
● カプリッチョ ハ長調 Op.76-8
● グルックによるガヴォット Anh.1a-2
● 練習曲第1番「ショパンによるエチュード」 Anh.Ia-1
● 練習曲第2番「ウェーバーによるロンド」 Anh.Ia-1
● 練習曲第3番「J.S.バッハによるプレスト」 Anh.Ia-1
● ハンガリー舞曲第2番ニ短調 WoO.1-2
● ハンガリー舞曲第4番嬰ヘ短調 WoO.1-4
● ハンガリー舞曲第6番変ニ長調 WoO.1-6
● ハンガリー舞曲第7番イ長調 WoO.1-7
● ハンガリー舞曲第8番イ短調 WoO.1-8
● ハンガリー舞曲第9番変ホ短調 WoO.1-9
● ハンガリー舞曲第10番ホ長調 WoO.1-10
● 練習曲第5番「J.S.バッハによるシャコンヌ」 Anh.Ia-1

 バリー・ダグラス(ピアノ)

 録音時期:2011年〜2016年
 録音場所:ケンブリッジ、ウェスト・ロード・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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晦渋で地味なブラームスのピアノ曲全集など...

投稿日:2018/09/11 (火)

晦渋で地味なブラームスのピアノ曲全集など出しても売れるものではなし、誰もがためらう企画にCHANDOSが敢然と挑んだ。主役はBARRY DOUGLASというわが国ではまったく知られていなかったピアニスト。この人、数年前から1枚ずつ地道にブラームスの曲を録音し、都合6枚。それがもうセットになったというのだから、CHANDOSもよほどこの企画に賭けたのだろう。そして、この挑戦は成功だったようだ。DOUGLASの演奏にはどこにも旧来からのブラームスのピアノ曲の暗いイメージはない。といって、もちろんブラームスならではの技法や音の運びを損なっているわけでもない。なるほど、こういうブラームスの聴かせ方もあったのかという驚きとともに、どんどん演奏は進行してしまうという寸法。これはまちがいなく、これまでのどの全集にもなかった新鮮な音の輝きを聴き手に届けてくれる秀作だ。今後もブラームスのピアノ曲集の傑作として名を遺す全集となることはまちがいないだろう。この全集の大きな特徴は曲の構成がすべてコンサート・プログラミング風になっていることで、常識的な作品群ごとの配置にはなっていないことだ。ワルツ集を除けば、一般的には数曲からなる小品はすべて演奏者の考えの下にばらばらに配置されている。聴いていけばわかるのだが、これはどうやら調性やら曲想の連続性による音楽の統一という発想からのようだ。とっつきにくい音楽にどう聴き手を惹きつけるかという演奏者の心意気が伝わってくるが、全集でもそのポリシーを貫いたのはCHANDOSの見識なのだろう。古くなった盤の買い替えには一も二もなくこの盤でしょうと太鼓判を押せる出来ばえ。反面、これからブラームスのピアノ曲集に馴染みたいという方には少々不便な作りであることは否めないが、それはこのCDの価値を少しも貶めることにはならないであろう。音質も上々。CHANDOSならではの透明感に楽器の力感も加わり、まったく文句なし。加えて、CD1枚ごとに解説のブックレット(ただし日本語はない)が付くという丹念な作りも含め、このボックスにはもう参りました。ともあれ、世界にはすごいピアニストがいるものです。

雲谷斎 さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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