シューベルト(1797-1828)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

ピアノ作品全集 ギルベルト・シュヒター(12CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TUDOR1640
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


2017年はシューベルト生誕220年、2018年は没後190年
定評あるギルベルト・シュヒターによるピアノ作品全集が待望の再発売!


TUDORレーベルが1989年にリリースしたギルベルト・シュヒターのシューベルト・ピアノ作品全集ボックスが装いも新たに再発売です。シュヒターは1919年生まれ。9才で初コンサートを開き、その後ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でピアノをフランツ・レヴィンカに、指揮法をヴィンフリート・パウムガルトナーに学びました。そして1945年の8月、戦後初のザルツブルク音楽祭でオイゲン・ヨッフムとの共演が絶賛を博し評価を不動のものにしました。その後はベーム、カラヤン、ミュンシュ、ヴァント、サヴァリッシュらとも共演を重ね、ドイツ、オーストリア系の作曲家の作品を得意としてヨーロッパのみならず世界中に多くのファンを作りました。TUDORレーベルには多数の録音を残し、モーツァルト:ピアノ作品全集、プフィッツナー:ピアノ作品全集はいまだに評価が高く、ものによってはネット市場で高値がついているものもあるようです。
 さて、そんなシュヒターは特にシューベルトに思い入れが深かったようで、この録音ではベーゼンドルファー・インペリアルをじっくりと弾き込みメロディをたっぷりと歌わせています。シュヒターの暖かい人柄を思わせる、実に滋味深い演奏です。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:ピアノ作品全集


Disc1[69:37]
● ピアノ・ソナタ第3番ホ長調 D.459+459A
● フッテンブレナー変奏曲 D.576
● グラーツ幻想曲 D.605A
● ハンガリーの旋律 D.817
● 12の優雅なワルツ op.77, D.969
● アダージョ D.178

Disc2 [65:50]
● ピアノ・ソナタ第16番イ短調 op.42, D.845
● ピアノ・ソナタ第11番へ短調 D.625
● 10のレントラー(op.18, D.145より)
● メヌエット D.600
● ソナタ断章 D.571+スケルツォ D.570

Disc3 [68:43]
● 16のドイツ舞曲 op.33よりD.783
● ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840『レリーク』
● 『楽興の時』 op.94, D.780
● 9つのエコセーズ(op.18, D.145より)
● アルバムブラット D.844

Disc4 [69:31]
● ピアノ小品 D.604
● 4つの即興曲 op.post.142, D.935
● ドイツ舞曲 D.643より嬰ハ短調
● ピアノ・ソナタ第13番イ長調 op.post.120, D.664
● 2つのドイツ舞曲 D.974
● 11のエコセーズより D.781
● アレグレット ハ短調 D.915

Disc5 [66:21]
● ピアノ・ソナタ変ニ長調 op.post.122, D.567
● ピアノ・ソナタ第4番イ短調 op.post.164, D.537
● スケルツォ 変ニ長調 D.593-2
● ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
● ディアベリ変奏曲ハ短調 D.718

Disc6 [66:15]
● 幻想曲 ハ短調 D.2E(以前のD.993)
● ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 op.post.147, D.575
● 行進曲 ホ長調 D.606
● 6つの感傷的なワルツ op.50よりD.779
● 4つの即興曲 op.90, D.899

Disc7 [64:22]
● 10の変奏曲 へ長調 D.156
● ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157
● 2つのエコセーズ(op.33, D.783より)+ドイツ舞曲 D.722
● 3つのピアノ小品 D.946

Disc8 [68:51]
● 幻想曲(断片) D.605+アンダンテ D.29
● ピアノ・ソナタ第14番イ短調 op.post.143, D.784
● アダージョ D.612
● ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958

Disc9 [64:45]
● 幻想曲ハ長調 op.15, D.760『さすらい人』
● ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959

Disc10 [67:37]
● ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 op.53, D.850『ガスタイン・ソナタ』
● 最初のワルツ op.9, D.365-I
● コティヨン D.976
● ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557
● スケルツォ D.593-1

Disc11 [68:10]
● メヌエット op.post.122, D.568
● アレグレット D.900
● ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566
● スケルツォ D.506つき
● ピアノ・ソナタ第18番ト長調 op.78, D.894『幻想』

Disc12 [65:40]
● ギャロップと8つのエコセーズ op.49, D.735
● 最初のワルツ op.9, D365-II
● 12のドイツ舞曲 op.post.171, D.790
● ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960

 ギルベルト・シュヒター(ピアノ/ベーゼンドルファー・インペリアル)

 録音時期:1968-1969年
 録音場所:ウィーン、スタジオ・カジノ・バウムガルテン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 旧品番:TUDOR740

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
暖かくて伸びやかな音(ペーゼンドルファー...

投稿日:2023/05/11 (木)

暖かくて伸びやかな音(ペーゼンドルファー・ピアノ)でゆったりと弾かれた演奏です。シューベルトに峻厳で暗いものを求める方には物足りないと思いますが、他の方もお書きになっているとおり、昔のシューベルト演奏はこういうものだったのです。こういう伴奏で、シューベルトの歌曲、例えば「幸福」などを聴いたら、さぞうっとりすることでしょう! 「楽興の時」など柔和な弾きぶりで、現代の演奏は深みを求めすぎていないか、こういう演奏で聴くのが本来では?…などと思いました。

麗しのcybelia さん | 東京都 | 不明

2
★
★
★
★
☆
シューベルトのピアノ作品が網羅され、比較...

投稿日:2023/01/27 (金)

シューベルトのピアノ作品が網羅され、比較的くせのない演奏で収録されている点が、良いと思います。 録音は70年頃とやや古めですが、クリアーで聴きやすい音質といえます。 シュヒターの演奏はベーゼンドルファーを使用しているということですが、バックハウスやグルダの録音で聴き慣れたインペリアルの音と比較すると、ややシャープに聴こえます。中低音のくぐもった感じがあまりありません。ですが、手作り感のある音で、嫌いな音ではありません。 演奏は中庸、オーソドックスという形容が最もふさわしいでしょう。最近のシューベルトのピアノ曲演奏は、歌い込みすぎたり、深淵をのぞき込み過ぎたりとか、異形の凝ったものも多いのですが、シュヒターのは、1970年代までドイツ圏(シュヒターはオーストリアの人です)で、ふつうに弾かれていたであろうと感じさせる、てらいのないものです。そういう意味では、旧東ドイツのディーター・ツェヒリンの演奏(エテルナレーベル)に近い感触があります。 従って、個別の曲で出来不出来がないのも、こうして全集で聴くCDとしてはメリットかと思います。 そこが逆に不満とまでは言わないまでも、曲によってはもう少し突っ込んでほしいと思う曲も(特に後期の作品で)あるのも、致し方のないところですね。 いずれにせよ、シューベルトのピアノ作品=人生を俯瞰的にとらえられる、という意味で、なかなか得がたい全集なのではないかと考える次第です。

kadoshin さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
★
ベーゼンドルファーでのアナログ録音という...

投稿日:2018/02/12 (月)

ベーゼンドルファーでのアナログ録音ということもあるのか、骨太の音だ。録音は悪くないと思う。研ぎ澄まされた悲壮感漂うというものではなく、どちらかというと土臭い、ほっとする演奏で、舞曲では特にこの特徴を感じる。こういう演奏もいいものだ。シューベルトの一面を見る思いだ。

Dinkelbrot さん | 群馬県 | 不明

0

シューベルト(1797-1828)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品