幸運な男 伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生

長谷川晶一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784295002420
ISBN 10 : 4295002429
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
384p;19

内容詳細

高速スライダーで球界を席巻。伝説の投手の知られざる物語。

目次 : 偽りの引退/ 萌芽―1993年・ユマキャンプ/ 覚醒―強心臓ルーキーデビュー/ 脱皮―高速スライダーができるまで/ 飛躍―バルセロナ五輪出場/ 酷使―6月の全694球/ 暗闇―長引くリハビリ/ 復活―カムバック賞獲得/ 異変―再びの手術/ 岐路―1年間の執行猶予/ 奮闘―それぞれの、それから/ 幸運―彼は本当に「悲運」なのか?/ 最後の一日

【著者紹介】
長谷川晶一 : 1970年生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務を経て2003年にノンフィクションライターに。05年よりプロ野球12球団すべてのファンクラブに入会し続ける、「12球団ファンクラブ評論家」ではあるが、実は1980年に初めてヤクルトFCに入会して以来38年間一途なヤクルトファン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ニッポニア さん

    どこか華がある、その物語は面白い。チームメイトとの絆、古田の視点が、優しい。よく見ている。その選手の状態をいかに把握するか、チームとしての力なんだろうな、と思う。巨人、篠塚との心理戦は息を飲んだ。安打製造職人たる所以だなあ。以下メモ。復帰を目指してナックルを投げ続ける。最後までマウンドに立つプロ意識。教える喜びと成長を見守る喜び。

  • Y2K☮ さん

    藤川球児と同じくらい夢中になった選手。糸を引くストレートと高速スライダーで奪三振ショーを繰り広げた1年目の酷使が思っていた以上に凄い。193球投げて中4日とか。そりゃ壊れる。ただ伊藤さんは野村監督に対しても言うべきことは言うが故障に関しては誰のことも責めていない。社会人時代の給料の話やヤクルト入団の経緯も含め、地に足の着いた反骨心と自己責任の矜持が心地いい。97年にクローザーで復活して心底嬉しかったのを思い出した。あと美談バイアスを排除して事実を浮き彫りにしているのは著者の誠実さの表れ。大切にしたい一冊。

  • たらお さん

    あ〜これ好きな本だ。選手名が懐かしすぎる。93年は前年スワローズが西武と日本シリーズでの激闘で優勝を逃し、再び挑むシーズンなのだが、ルーキー伊藤智が前半戦を7勝2敗と活躍する。しかし、ひじを壊し、投球できぬ日々が3年続き、カムバックするが再び故障して実働7年で引退をするのだ。代名詞「高速スライダー」は当時はもう大絶賛だった。改めて振り返ると中4日で投げさせていたのは過酷。本書最後に出てくるマツコ有吉の怒り新党での新三大伊藤智の記憶に残る投球についての詳細も、これまた当時見ていた神回であり、書き方が上手い。

  • katoyann さん

    現在、東京ヤクルトスワローズの投手コーチを務め、現役時代はスワローズで野村克也監督のもと、「高速スライダー」の異名を持つ、大きく曲がるスライダーを武器に活躍した伊藤智仁のドキュメント。肩から肩甲骨周りの関節が柔軟であり、それが大きく曲がるスライダーを生み出す武器になったが、諸刃の剣でもあり、肘や肩を壊す原因ともなった。丹念なインタビューからは飾らない人柄が浮かび出てくる。通算37勝は少ないと思うが、巨人戦の16奪三振も含め、記憶に残るピッチングが多い投手だった。生育歴も含め読み応えがあった。名文である。

  • フロム さん

    著者自身のプレッシャーとやりがいがとヒシヒシと伝わってくる力作。恐らくではあるが当初のタイトルは「悲運のエース」あたりだったのではなかろうか?ただ本人と周りの人間のインタビューを進めるうちに伊藤の余りの悲壮感の無さと周りの伊藤評に影響を受けてタイトル変更をしたそんな印象を受ける。伊藤智仁と言う人間が過不足無く伝わってくる。そんな本だと思う。

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長谷川晶一

1970年5月13日生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務を経て2003年にノンフィクションライターに。05年よりプロ野球12球団すべてのファンクラブに入会し続ける、世界でただひとりの「12球団ファンクラブ評論家」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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