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キズナキス

梨屋アリエ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863893986
ISBN 10 : 4863893981
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
399p;19

内容詳細

もしも、他人の心が覗けたら、不安はなくなるだろうか。もしも、心を完全に閉ざすことができたら、他人に傷つけられることもなくなるだろうか。もしも、称賛に値する才能があれば、孤独なんて感じなくなるだろうか。この物語に描かれているのは、もうひとつの現実世界。

【著者紹介】
梨屋アリエ : 児童文学作家、YA作家。法政大学兼任講師。『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞を受賞。『空色の地図』が2006年度、『ココロ屋』が2012年度の読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    YA。望遠鏡みたいに覗きこめば相手の「心」が表示される「マインドスコープ」(通称マイスコ)が配られた。蘇芳日々希(すおうひびき)が通う中学はICT絆プロジェクトの特別推進校で、タブレット端末とマイスコを使用が義務付けられている。お互いの気持ちを正直に表すことで親交を深め、分かり合う未来を作ろうという目標は一見立派だが、日々希は心を読まれる事に怯えた。▽情報化社会、監視社会への警告。自由な選択は無い。学園青春ものかと思って読んだら近未来SFだった。嘘の結末は書きたくないという著者の言葉が切実。

  • ゆみねこ さん

    先進的なIT技術を取り入れた中学校に通う中2の蘇芳日々希は、吹奏楽部の一員。クラスや部活の中でもみんなに嫌われないように、自分の居場所を守るために懸命な少女。他人の考えていることが分かる「マインドスコープ」や他人から魅力的に見られるようになる「カレイドビューアー」、そんな機械に支配されるような世界、そして誰が何のためにそれを利用するのか。とても恐ろしく、悲しい結末にやり切れない気分になりました。大きな問題提起をしている作品だと思うので、色々な年代の人に読んでほしいですね。梨屋アリエさん、初読み。

  • 信兵衛 さん

    作漠としつつある現代〜近未来社会の少年少女たちに向けた、警告のメッセージとなるストーリィではないかと思います。

  • horihori【レビューがたまって追っつかない】 さん

    ICT教育を推進する高校に取り入れられた、相手が考えていることが分かるというマイスコや、学校専用SNSみたいなEタブで、日々希は友人関係への感情を苦慮する。心を読まれないようにする不登校生の朱華にかかわることで、日々希は心が解き放たれる快感を知る。もしも、他人の心が覗けたら、不安はなくなるだろうか。もしも、心を完全に閉ざすことができたら、他人に傷つけられることもなくなるだろうか。相手の心が読めたら、イジメの抑止力になるのかもしれないけれど、こんな疑心暗鬼な学校生活は息が詰まる。

  • TAKASHI さん

    ★★★☆☆

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人物・団体紹介

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梨屋アリエ

作家。1971年、栃木県生まれ。『でりばりぃ Age』で講談社児童文学新人賞、『ピアニッシシモ』(ともに講談社)で日本児童文芸家協会新人賞を受賞。『きみの存在を意識する』(ポプラ社)で2020年IBBYオナーリストに選定

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