ジェニファー・ダウドナ

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CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見

ジェニファー・ダウドナ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907383
ISBN 10 : 4163907386
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;20

内容詳細

目次 : プロローグ まったく新しい遺伝子編集技術の誕生/ 第一部 開発(第1章 クリスパー前史/ 第2章 細菌のDNAに現れる不思議な「回文」/ 第3章 免疫システムを遺伝子編集に応用する/ 第4章 高校生も遺伝子を編集できる)/ 第二部 応用(第5章 アジア象の遺伝子をマンモスの遺伝子に変える/ 第6章 病気の治療に使う/ 第7章 核兵器の轍は踏まない/ 第8章 福音か疫災か?)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    著者は本年度ノーベル化学賞受賞。第一部は細菌の免疫の仕組みを利用した画期的な遺伝子編集開発までの物語。同僚より細菌DNAに存在するCRISPRと呼ばれる回文構造が繰り返される奇妙な領域があることを教わる。研究を進め、それは細菌が過去に感染したウイルス(ファージ)のDNA断片の塩基配列記録で、新たに侵入してくるファージを認識し破壊(切断)する防御機構となっていることを解明する。第二部では急速に広まったこの技術が、ヒトの遺伝子疾患治療に止まらず、生殖細胞の遺伝子操作に踏み込むことを危惧、広く議論を呼びかける。

  • アキ さん

    2006年UCバークレー校の同僚からCRISPRという単語を初めて聞いてから、他国との共同研究で2012年サイエンスに論文発表した途端、全世界にその技術が広がるまでの過程が第1部で述べられている。2020年ノーベル賞受賞は頷けるが、人間が遺伝子編集を自在にできるようになったことで、生態系に大きな影響をおよぼす可能性もあり、第2部では社会に及ぼすインパクトの大きさと核兵器の轍を踏まないようにするための著者の決意と取り組みが紹介されている。生化学の研究者が、自身の技術の世界への影響を危惧する姿が見えてくる。

  • 修一郎 さん

    2017年ノーベル化学賞は見送られたけれども,来年は獲るだろう。PCR法やGFP法などの世の中を一変させる技術が開発された経緯に興味津々なのだ。細菌の免疫システムを発見したら,よく見ればそれが遺伝子編集に適用されうる仕組みだったっていうストーリーがワクワクもの。重大な倫理問題になりうることに気づき,科学者だからと逃げずに矢面に立つ覚悟を決めたところがカッコいい。自分が生きている間に遺伝子編集の一般応用はありうるだろうか? アルコール分解酵素が付与された人生をちょっと生きてみたいと思っているんだが。。。

  • 寝猫 さん

    テレビでヒト化した豚の臓器移植や中国の光るネズミを見て遺伝子編集技術の事をもっと知りたくて読みました。 細菌とウイルスの攻防から見つかったCRISPR cas9。回文のようというのも面白い。 このCRISPR cas9という発見は病気を治すにとどまらず、技術を開発したダウドナはオッペンハイマーの言葉を思い出し悪夢に苛まれる。 闇も光も憶測でなく知ってほしくて一般人にわかるように書いた本だそうです。 見つけられた新しい技術はやはり使われる。 よく読んだSFの世界が現実になろうとしているのかも知れない。

  • vinlandmbit さん

    図書館本。専門では無いためわからない点がどうしても多いのもあり流し読み気味になってしまいましたが、ずっと気になっていたクリスパーキャス9について、当事者の考えや思いを知ることができる一冊でした。

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ジェニファー・ダウドナ

1964年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校化学・分子細胞生物学部教授。フランスのエマニュエル・シャルパンティエ博士と、細菌のDNA塩基の「回文」構造CRISPR(クリスパー)が細菌のウイルス感染防御システムであり、タンパク質酵素Cas9がウイルスのDNA塩基を切断することをつきとめた。2012

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