似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選 新潮文庫

北原亞以子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101414331
ISBN 10 : 4101414335
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
448p;16

内容詳細

自らの心に巣くう鬼をねじ伏せ、涙に暮れる弱き者らを情けで支える元腕利き同心・森口慶次郎。最愛の娘の死が与えた底知れぬ葛藤と哀しみを経て「仏の慶次郎」を生み出した記念碑的名編「その夜の雪」を始め、名作「峠」などシリーズ全十七作品から名うての読み手が傑作を精選。テレビドラマ版を彩った名優のインタビューや全作品解題も交え、この一冊で「慶次郎縁側日記」の世界に浸る特別編。

【著者紹介】
北原亞以子 : 1938‐2013。東京生れ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。その間に、創作活動を開始し、1969(昭和44)年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作を受賞。’89(平成元)年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、’93年『恋忘れ草』で直木賞、’97年『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 山内正 さん

    七年前のおしんはもっと太ってた 一人で蕎麦を啜ってた お見忘れ? これっぽっちの酒で酔っちまったと酔ったふりして店を出ていった  元は大工の女房でね亭主に死なれちまってからと店の親父に  おふくろの方が悪いのは承知だが もう少しおとなしい女だと言うんです あれから七年ですね  麹町へ移ったら薬種問屋の旦那に惚れられてね囲われました 手切れ金で店を出しました  女房と別れた男を好きになっちまって何時までも猫を被っちゃいられないのは分かっています 自分の言いなりになってくれと言う男がね 帰ります飛んだお邪魔

  • 豆ふうせん さん

    今年の春から、NHKの夕方の再放送枠で慶次郎のテレビドラマ版が流れているのを見て懐かしくてたまらず、図書館で原作本を借りてきた。愛娘を失い、憎しみと哀しみにのまれて「仏」の心を奪われかける慶次郎(「その夜の雪」)。活字で読むといっそう重くてやるせない。

  • 山内正 さん

    十六で亭主がいるおさき 子が出来たと騙し店を辞めさせ  仕事もなく家にいる源次  大した男じゃない騙されたと今頃になって気付く 二つ上のおしなと相談するが 父親が誰かも分からない子を産み ふしだらな女と世間から言われ だから世帯持つなんざとんでも無い 始めから世話をやくんじゃないとおしなが 自分達の不注意でないと世間に言いたい姉 仕事せず殴る源次は出掛けるだけで男が出来たのかと 内の兄さん吉次に言って見るよと ここにも傷がと見せて助けを頼む 源次に連れて行くと念を押し おさきはおしなの子を見に行くと

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

北原亞以子

1938年東京生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞を受賞しデビュー。89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品