CD 輸入盤

シャルル・ミュンシュ&シカゴ交響楽団 ステレオ・ライヴ集〜ベルリオーズ:幻想交響曲、ドビュッシー:海、フランク:交響曲、他(1966-67)(3CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MR2560
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ミュンシュ最晩年、シカゴ響ステレオ・ライヴ

長らくボストン響音楽監督を務めたシャルル・ミュンシュは1962年に退任。以降はフリーとして活躍するつもりが1967年にはパリ管音楽監督に就任します。その合間のシカゴ響への客演ライヴが、一気にセット化。良好なステレオ録音というのもたまりません。ミュンシュのシカゴ響初登場は1947年ですが、以後は縁が薄かったところ、当時のシカゴ響ラヴィニア音楽祭(シカゴ響を中心とした夏の音楽祭)音楽監督の小澤征爾が師匠に当たるミュンシュに声を掛けて、実現したのが当ライヴです。お得意のレパートリーがずらりと並びます。
 ロシア出身の伝説のピアノ・デュオ、ヴロンスキー&バビンを迎えたモーツァルトの2台ピアノ協奏曲は初出レパートリー。フランクも緊張と弛緩の繰返しが強烈なミュンシュらしい好演(1966年7月2日ライヴ)。
 ルーセルの「バッカス」第2組曲を15分強で駆け抜けるのも凄い。公私ともに同志であったニコール・アンリオ・シュヴァイツァーとのラヴェルの協奏曲、これは物凄くお洒落な演奏。さらに極め付けの「幻想」で痺れてください。シカゴ響の馬力を生かしてゴツゴツとした肌触りすらある豪快そのものの名演(1966年7月5日ライヴ)。
 ドビュッシーの「牧神」は、色気たっぷりでとろけるよう。「海」の光彩陸離はいつもながら、オケの底力が凄い。そしてミュンシュのドイツ魂が聳え立つ、派手な中にも構成的なシューマンの交響曲第4番(1967年7月15日ライヴ)。
 1967年の11月にはパリ管結成で、あのお披露目演奏会を指揮。翌1968年には、パリ管のアメリカ・ツアーを行いますが心臓発作で急逝してしまいます。野外演奏故に自動車の音や飛行機?の音が聴こえたりするのも御愛嬌ですが、ミシガン湖に近い猛暑のシカゴで燃えに燃えたミュンシュの絶叫も音楽の合間に轟きます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. モーツァルト:2台のピアノための協奏曲
2. フランク:交響曲ニ短調
3. ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』第2組曲
4. ラヴェル:ピアノ協奏曲
5. ベルリオーズ:幻想交響曲
6. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
7. ドビュッシー:交響詩『海』
8. シューマン:交響曲第4番


 ヴィチャ・ヴロンスキー&ビクター・バビン(ピアノ・デュオ:1)
 ニコール・アンリオ・シュヴァイツァー(ピアノ:4)
 シカゴ交響楽団
 シャルル・ミュンシュ(指揮)

 録音時期:1966年7月2日(1,2)、1966年7月5日(3-5)、1967年7月15日(6-8)
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

ユーザーレビュー

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モーツァルトを聞き始めてからすぐに「これ...

投稿日:2017/08/14 (月)

モーツァルトを聞き始めてからすぐに「これはステレオ??」と思ってしまった。よく聞くとステレオのようだがあまりにも痩せた音が野外コンサートの雑多な雰囲気と合体して潤いのない音になっている。66年の音は特にひどい。それに比べて67年は我慢すればというレベルだ。 ということで録音については期待よりはるかに低い残念な結果になっている。 ただし、演奏については良くも悪くもミュンシュらしい豪快なもの。そもそも緻密な演奏など求めていないので録音の悪さも手伝ってモーツァルトは明らかに雑。他の曲のなかではやはり十八番の幻想は凄いの一言。こちらは録音云々を超えたプロ中のプロの演奏だ。シカゴの名人芸もミュンシュの強引な指揮のもとパワー全開である。パリ管のお披露目ライブほどではないが普段の客演にてここまでやってしまうミュンシュの実演を見てみたかったのは私だけではないだろう。 もう少し音がよければ他の曲も味わい深く聞けたであろうがそこが残念。

藤枝梅安 さん | 東京都 | 不明

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