青空に飛ぶ

鴻上尚史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062207096
ISBN 10 : 4062207095
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
288p;19

内容詳細

人生に絶望し、死を望んだ少年が出会ったのは、太平洋戦争で9回特攻し、9回生きて帰ってきた実在の特攻隊員だった。非情な命令に負けず空を飛び続けた男と、教室で戦った孤独な少年の物語。

【著者紹介】
鴻上尚史 : 1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中に劇団「第三舞台」を結成。以降、作・演出を手掛ける。1987年「朝日のような夕日をつれて」で紀伊國屋演劇賞、1992年「天使は瞳を閉じて」でゴールデン・アロー賞、1995年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞する。日本劇作家協会会長。現在は「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を主宰し活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    鴻上さんの随筆などは好きでよく読むのですが、小説は初めてでした。いじめにあう主人公の少年が高木俊朗さんの「陸軍特別攻撃隊」(私も何度か読んでいます)のなかの生き残りの人であって様々なことを聞き出していきます。その人に実際鴻上さんがインタビューをしていたようです。いじめからは逃げろということと生きて帰れということがコラボしているようです。この本を読んでいくといじめを行う人というのは最低ですね。いい本だと思います。

  • ゆみねこ さん

    鴻上尚史さん、初読み。激しいいじめに苦しむ中学生・萩原友人は、高いところから飛んで人生を閉じようと思っていた。そんな友人が伯母の勤務する病院で元特攻隊員の佐々木友次さんと出会う。いじめの描写がきつくて何度もやめようかと思ったが悲しい結末にならずに良かった。学校が酷すぎる…。

  • Tsuyoshi さん

    クラスでの酷いイジメに追い込まれた中学生が、9回特攻に行くも生還した佐々木さんの存在を読んだ本の中で知り、入院先の病院で話を聞きに行く展開。中学生が聞いた特攻隊の方の話は実話との事で、戦死を強要する軍隊幹部や虚偽の情報で煽るだけのマスコミに振り回され続けた特攻隊の方々の無念さが思いやられた。それに比べるといじめの描写はとにかく酷くて不愉快極まりない。いじめと特攻隊に共通する理不尽な部分や当時と違って今は逃げる事も容易な事世の中だという事を訴えたいのだろうけど。何だかスッキリしない。

  • taiko さん

    友人の受けていたいじめがとにかく酷くて、ものすごく辛い読書になりました。 友人のパートはフィクションとの事ですが、どこかでこのようなことが起こっているのかもしれないと思うと、胸が苦しくなります。 親は気づけないものなのでしょうか。 親には言いたくないものなのでしょうか。 我が子のその時代をなんとか無事に通り過ぎた親の立場として、あらゆるいじめがなくなることを祈らずにはいられません。 生きてさえいれば、いつか良いことはある。 友人が最終的に死を選ばずにすんで本当によかったと思います。→続く

  • おかだ さん

    言葉にならないくらい、つらい。残酷ないじめの日々に絶望し自殺を考える少年が、9回も出撃し生き残った特攻隊員の老人と出会い、問う。どうしてそんなに強いんですか?…確かに佐々木さんには上の命令をバカバカしいと思う強さがあった。でもそれだけじゃない。佐々木さんはちゃんと逃げたんだよ。あの時も、あの場面も、逃げる選択をきちんとしていた。だから貴方も逃げてくれ、行くな、お願いだから逃げて。貴方の閉じ込められたジャングルには、実は出口がいっぱいあるんだよ!…と叫ぶような気持ちで読んだ。いじめが凄く苛烈なので閲覧注意。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

鴻上尚史

作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。1981年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品