天使よ故郷を見よ 下 講談社文芸文庫

トマス・ウルフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062903516
ISBN 10 : 4062903512
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
528p;16

内容詳細

大酒飲みで芸術家肌の父、所有欲の強い実利的な母のもと、政治家を目指すべく十代半ばで州立大学へ進むユウジーン。周囲がドイツとの戦争へ突き進むなか、自由への饑渇、若き孤立感と格闘しつつ成長し、“異境の流謫者”の如く魂の聖域と真の住処を求めて、新たな地へ旅立っていく。「人間の経験を全て文学に託すという最も壮大な不可能をやり遂げようとした」(フォークナー)巨人作家の傑作。

【著者紹介】
トマス・ウルフ : 1900・10・3〜1938・9・15。小説家、劇作家。アメリカ・ノースカロライナ州生まれ。ノースカロライナ大学卒業後、ハーバード大学大学院へ入学、演劇に没頭する。一時、戯曲を書くも成功せず、小説を書きはじめる。1929年、ニューヨークのスクリブナーズ社の名編集者マックスウェル・パーキンズに認められ、『天使よ故郷を見よ』を出版するや一躍脚光を浴び、時代の寵児となる。その後スランプに苦しみ、35年、長編第二作となる『時と川について』(未邦訳)を発表、作家としての名声はさらに高まるが、38年、旅行中に病死

大沢衛 : 1904・1・18〜1980・4・13。英文学者。石川県生まれ。東京帝国大学英文科卒業。旧制四高教授、金沢大教授等を経て、金沢美術工芸大学学長。日本ハーディ協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆたち さん

    なかなか頭に入ってきづらい部分もあるが、大学の授業風景、両親との軋轢、家族の死など、どの場所、いつの時代でも変わらないトピックについてはこれ以上ない説得力を持って伝わってくる。 兄を看取った後の感情を「ぐったりとした喜び」と表現(翻訳)しているのはすごい。飼ってた犬が死にかけたとき、夜中吠え続けて、朝方息を引き取った時のことを思い出しました。

  • たけべ まい さん

    自伝的作家トマスウルフの処女長編下巻。それぞれがそれぞれの荒々しさをうちにもち、ぶつかり合う家族の関係性と歴史を丹念に辿りながら、主人公ユージーンが家族との決別を決意し、ハーバード大学へ進むまでが描かれる。 トマスウルフのリリシズムはとてもいいですね。 備忘メモ 501p 「何を思い出したいのだ?」 石一つ、葉ひとつ、見出されぬ扉一つ。そして、忘れられた顔と顔。 「僕は名前を忘れ、顔を忘れ、ささやかな追憶を忘れる。桃にとまったところをそのまま呑み込んでしまったあの蝿のことは覚えている。……」

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トマス・ウルフ

1900・10・3〜1938・9・15。小説家、劇作家。アメリカ・ノースカロライナ州生まれ。ノースカロライナ大学卒業後、ハーバード大学大学院へ入学、演劇に没頭する。一時、戯曲を書くも成功せず、小説を書きはじめる。1929年、ニューヨークのスクリブナーズ社の名編集者マックスウェル・パーキンズに認められ

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