CD 輸入盤

ギュンター・ヴァント・ライヴ(33CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88985435852
組み枚数
:
33
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

ギュンター・ヴァント・ライヴ(33CD)

【CD33枚に盛り込まれた、美しきヴァントの「音楽的遺言」】

2012年にギュンター・ヴァント生誕100周年を記念してソニーKoreaよりリリースされたギュンター・ヴァントのライヴ・レコーディング全集が、ご好評につきヨーロッパにて再プレスが決定! 1988年12月から2001年10月まで、北ドイツ放送交響楽団を中心に、ベルリン・フィル(6枚)、シカゴ交響楽団(1枚)と、RCAによってデジタル録音で制作したライヴ・レコーディングを集めた内容となっています。

【ハンブルク・ムジークハレでのライヴ・レコーディング(DISC2〜20)】
1982年に北ドイツ放送響に着任したヴァントは、1988年にかけてブラームスとベートーヴェンの交響曲全集をセッション録音で制作(この間に発売レーベルはドイツ・ハルモニア・ムンディ→EMIハルモニア・ムンディ→RCA Red Sealへと移行)。その後、1989年11月のモーツァルト「ハフナー・セレナード」のセッション録音を最後に、ヴァントはライヴ録音に移行します。1988年12月にライヴ録音されたブルックナー:交響曲第6番を皮切りに、CDジャケットに「LIVE RECORDINGMUSIKHALLE HAMBURGハンブルク・ムジークハレでのライヴ・レコーディング」と目立つように表示された一連のシリーズが続々とリリースされることになりました。ライヴ録音について、1993年にヴァントはこう語っています。『私はライヴ録音の場合は、スタジオ録音のような技術的な完全性を求めてきた。人々が同情を込めて「まあ、ライヴ録音だから仕方ないな」と言えないようなものをね。私にとってハンブルクでのライヴ録音は、私がそこでした仕事の“公式な”ドキュメントなのです。』

【ヴァント自らがテイクを選び、指示を出して編集されたライヴ録音】
ヴァントの頃、北ドイツ放送響の定期公演は通常同一プログラムで3回演奏会が行なわれていました[1988/89年シーズンまでは2回]。放送オーケストラという性格上、定期公演のうち1日はラジオで生中継されるのが通例であり、その際には北ドイツ放送が収録と中継放送を担当していました。ヴァントのRCAでのライヴ録音は「BMGクラシックスとの共同制作」であったため、収録は放送の延長で北ドイツ放送のスタッフが担当しており、1986年以降ヴァントが亡くなるまで、ヴァントから全幅の信頼を置かれていた同放送の首席トーンマイスター、ゲラルド・ゲッツェが一貫してプロデューサーとしてその任に当たっていました。ヴァントのライヴ録音の場合、3回の演奏会は全て収録され、ヴァントはその全ての演奏テープを自宅に持ち帰り、それらを比較試聴して自らベストと思うテイクを選び出しました。このヴァントの指示に従ってCD用のマスターが編集されたのです。聴衆の咳や演奏者の立てるさまざまなノイズ、演奏のミスなどは、楽章全体、あるいはその楽章のまとまった部分を別の日の録音と入れ替えることで取り除かれました。それゆえ北ドイツ放送によって放送された演奏とRCAから発売されたCDで聴くことのできる演奏は必ずしも同一ではありません。録音データがたいてい複数の日付になっているのはそのことを示しています(1992年のベートーヴェン「田園」「運命」や1995年のブルックナー第6番のように、ごく一部で日付が特定されている場合もあります)。

【永遠に聴き継がれるべきヴァントの「音楽的遺言」】
現在ソニー・クラシカルが保有するヴァントのライヴ録音盤は、ほぼ全てがこの過程を経て生みだされたものであり、それゆえにかけがえのないユニークな価値を持ち、一発勝負のライヴ収録とは趣を異にしています。それらは、生涯にわたって音楽に身をささげたこの類稀な指揮者が大きな誇りを持ってこの世に送り出した演奏であり、ヴァント亡き今となっては、その「音楽的遺言」として永遠に聴き継がれるべき演奏なのです。

【ヴァントの名声を不動のものとした最晩年のベルリン・フィルとの共演(DISC24〜31)】
1995年3月、シューベルトの交響曲2曲で実現したベルリン・フィルとの再共演の成功によって、その翌年からベルリン・フィルに招かれるようになったヴァントは、ベルリンではブルックナーの交響曲を毎シーズン取り上げることになりました。これらベルリン・フィルとの演奏は、放送局との共同制作ではなく、RCAによる単独のレコーディングで、北ドイツ放送のゲッツェがプロデュースを、ベルリンのエンジニア、クリスティアン・フェルトゲンがエンジニアリングを担当しました。ベルリン・フィルの演奏会も、基本的に複数回行われたため、北ドイツ放送響との演奏と同様、それら全てをヴァント自身が慎重に吟味した上で最終マスターが作られたのです。
【シカゴ交響楽団デビューとなった貴重なライヴ(DISC1)】
1989年1月、シカゴ交響楽団に初めて客演した時の演奏会で後半に演奏されたのがこのブラームスの交響曲第1番でした。ヴァントはヨーロッパのオーケストラを指揮する時と同じ回数のリハーサルを要求し、シカゴ交響楽団はそれを受け入れ、空前絶後の成功を収めました。基本的なアプローチは北ドイツ放送響盤と同じで、第1楽章主部のアニマートの加速など、ヴァント独自の解釈も不自然さがなくオーケストラによって消化されています。

【ラスト・レコーディング(DISC32、33)】
2001年10月28〜30日に行なわれた北ドイツ放送交響楽団との定期演奏会は、正式な形で収録されたヴァント最後の演奏となりました(このあと11月4日のフランクフルトでの同一演目による演奏会が生涯最後の演奏)。シューベルトの第5番、ブルックナー第4番「ロマンティック」とも、老いを感じさせない平明な境地が反映されています。

個々のディスクはオリジナルCDのジャケット・デザインを採用した紙ジャケットに封入され、リフトオフ・ボックスに収められています。(輸入元情報)

ユーザーレビュー

総合評価

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全曲をきいているわけではありませんが、生...

投稿日:2018/05/11 (金)

全曲をきいているわけではありませんが、生前より「日本ではなぜこれ程度の演奏に大騒ぎするのでしょうか?」と素直に疑問を持っていました。あえて評価したいのは、ブラームス全曲の録音のよさと価格です。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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ベルリンフィルとの一連のブルックナーが最...

投稿日:2017/09/28 (木)

ベルリンフィルとの一連のブルックナーが最高でした。録音も優れていました。

ルシータ さん | 東京都 | 不明

2

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