基本情報
内容詳細
教育の文脈のなかで、教養はどのように捉えられてきたのか。「知の教育」という視角から教養問題にアプローチし、フランスにおける教養と教育をめぐる思想史を探究する。
目次 : 第1章 フランス近代における教養の再定位(教養形成の場としてのフランス中等教育/ フマニタスから“一般的教養”へ/ デュルケーム『フランス教育思想史』―教養知についてのリフレクション)/ 第2章 近代教育と古典(語)・レトリック(レトリック的教養の失墜と新しい「型」の教育―弁論から小論文へ/ 古典の扱われ方にみる変容と模倣の存続―暗誦・復誦のためのテクストから、解釈の対象としてのテクストへ/ 近代国民国家形成期における古典語の位置づけと役割について/ 古典語学習の再生と新しい「レトリック的教養」の模索/ デュルケームによる古典学習の再生―普遍なるものについての認識から差異へひらかれた思考の形成へ)/ 第3章 近代フランス中等教育と科学による教養(産業化の進展と科学教育/ 科学による教養/ デュルケームにみる「科学の文化」と「自然の教育」)/ 第4章 論理的教養への眼差し(中世の大学における自由学芸の教育と現実の生きた討論/ 「信仰と理性の調和」という世界観のなかにある弁証法/ 近代実験科学・近代合理主義思潮における論理的弁証法・討論/ 実践知としての討論術/実験的推論・学問的論証)/ 第5章 教養と哲学教育(批判的・自立した思考を備えた人間・市民の形成のはじまり/ リセの哲学教育を考える―その複層性)
【著者紹介】
綾井桜子 : 1972年生まれ。日本女子大学大学院人間社会研究科教育学専攻博士課程後期単位修得満期退学。博士(教育学)。現在、十文字学園女子大学人間生活学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
人物・団体紹介
綾井桜子
1972年生まれ。日本女子大学大学院人間社会研究科教育学専攻博士課程後期単位修得満期退学。博士(教育学)。現在、十文字学園女子大学人間生活学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
語学・教育・辞書 に関連する商品情報
-
最先端のオタク用語約1,600語を収録!『オタク用語辞典 大限界』 オタク女子みずから最先端のオタク用語を採集し、語釈・用例を付す。一般的なオタク用語や界隈ごとに全14章を収録! |2023年10月24日 (火) 00:00
-
『ドラマで学べるタイ語練習帳』8月31日発売 ドラマのセリフも書ける!読める!10日間でできるタイ語練習帳!最新のBLドラマ情報や胸キュンするセリフも紹介!さらに... |2023年08月22日 (火) 14:00
-
話題の教育メソッド!自分でできる子に育つ 「ほめ方」「叱り方」 エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方叱り方という「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブル。「中田... |2021年01月22日 (金) 12:45
-
ドラえもんから学ぶカタカナ語の正しい使い方 私たちのまわりには、カタカナ語がたくさん。しかし、その意味を正しく理解して使っているでしょうか?多くのカタカナ語をカ... |2019年11月19日 (火) 00:00
-
洗練された装丁の瀟洒で小粋な小辞典 三省堂ポケット辞典プレミアム版に、「国語辞典」、「日用語辞典」、「難読語辞典」、「四字熟語辞典」、「ことわざ決まり文... |2019年05月15日 (水) 15:30
おすすめの商品
商品情報の修正
ログインのうえ、お気づきの点を入力フォームにご記入頂けますと幸いです。確認のうえ情報修正いたします。
このページの商品情報に・・・