失敗してもいいんだよ 子ども文化と少年司法

竹原幸太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784780716252
ISBN 10 : 478071625X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
159p;21

内容詳細

目次 : 1章 少年事件に見る思春期の発達困難(「残虐さ」の裏にある育ちの「未熟さ」/ 「自分づくり」のもがきと歪み/ 少年非行の増加・凶悪化は本当か?―統計データに見る「非行の実態」)/ 2章 子どもの育ちを支える少年司法の仕組みと専門職の仕事(少年法今昔物語―少年法の歩み/ 子どもの「悪さ」をどのように見るか?―非行・いじめ問題対応に追われる学校/ 家裁調査官に学ぶ非行克服の視点/ 少年院・児童自立支援施設の「育て直し」―「矯正教育」と「共生教育」/ 地域社会での経過観察を担う保護観察所)/ 3章 当事者による非行克服過程の発信とその課題(「非行」と向き合う親たちの会と「新しいコミュニテイ」/ 少年院出院者によるピアサポート活動―セカンドチャンスが社会へ投げかけるもの/ 元少年A著『絶歌』をどう見るか?―当事者の少年事件の公開をめぐって)/ 4章 少年司法の行方と展望(国連子どもの権利条約と少年法「改正」問題/ 国際的に注目される修復的司法―被害者と加害者との対話/ 学校の「修復的実践」を通じて修復的司法を理解する)/ 終章 「悪さ」・「つまずき」・「失敗」を「育ちの栄養素」に変える「子ども文化」と「甦育」の視点(多様な視点から解明される子どもの「悪さ」/ 「悪さ」対策の「健全育成」ではなく「野性味あふれる子ども文化」の復権へ/ 「つまずき」や「失敗」を「育ちの栄養素」に変える営みとなる「甦育」)/ 寄稿 失敗する権利・やり直す権利・立ち直る権利―「子どもと司法」と“健全育成”

【著者紹介】
竹原幸太 : 1980年生まれ。宮城県仙台市出身。現在、東北公益文科大学教授。博士(文学)。日本子どもを守る会『子ども白書』編集委員(司法)。教育学の観点から青少年問題・子ども文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ゆう。 さん

    僕は常々少年司法の厳罰化が問題の解決になるのか疑問でした。本著は子どもの育ちを支える少年司法のあり方を考察し、子どもたちの悪さを「育ちの栄養素」と捉え、子どもの文化と「甦育」の視点で発達を保障しようとする視点が貫かれていて学ぶことが多い本でした。統計的には少年事件は増えているわけではありません。またなぜ非行や事件が起きるのかの背景を探る上でも、厳罰化で蓋をするのではいけないのだと思います。少年事件は社会的に生じる発達困難の表れではないでしょうか。不寛容では悪さと向き合うことはできないのだと思います。

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竹原幸太

1980年仙台市に生まれる。現在、東京都立大学人文社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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