ジェローム・フェラーリ

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原理 ハイゼンベルクの軌跡

ジェローム・フェラーリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622086109
ISBN 10 : 4622086107
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
辻由美 ,  
追加情報
:
192p;20

内容詳細

あなたは問いかけていた。「強固なものはなにか?」“不確定性原理”のハイゼンベルクに魅せられたゴンクール賞作家がこの物理学者を幻視する精密な小説。

【著者紹介】
ジェローム・フェラーリ : 1968年パリ生まれの作家・翻訳家。両親ともフランス南部コルシカ島の出自。パリ第一大学で哲学教授資格を取得後、コルシカ島の高校で哲学を教えるかたわら同島バスティアで哲学カフェを主催。以後、アルジェ(アルジェリア)やアジャクシオ(コルシカ)で2012年まで、アラブ首長国連邦のアブダビで2015年まで教員を続ける。2001年に短篇集『Vari´et´es de la mort(死の多様性)』でデビュー、それ以降の創作活動により、『Un dieu un animal』(2009)でランデルノー賞、『O`u j’ai laiss´e mon ^ame』でフランス・テレビ小説賞、『Le Sermon sur la chute de Rome(ローマ陥落についての説教)』(2012)でゴンクール賞を受賞

辻由美 : 翻訳家・作家。著書『翻訳史のプロムナード』(みすず書房、日本出版学会賞)『世界の翻訳家たち』(新評論、日本エッセイストクラブ賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヘラジカ さん

    ハイゼンベルクの伝記小説かと思いきや、ときたま語り手の個人的な思い出などが挿入されていて、しかもそれが架空の人物だというから驚いた。160頁程度の分量ではあるが、やや複雑な構造と詩的な文章もあいまって、そうやすやすはいかない。作者の意図や目的といったものを理解しきれたとは言えないものの、ところどころのさりげない文章が凄烈で、ハッとするような美しさを味わうことはできた。作者はフランスの作家。この作品で初めて邦訳されたようだ。他の作品も出版されることがあれば是非とも読みたいと思う。(2017・36)

  • qoop さん

    運命に翻弄される自身の人生を振り返りつつ、同様に時代の波に押し流される物理学者ハイゼンベルグの人生を重ねる語り手。著者を投影したらしき語り手は、実人生をまるで不確定性原理の喩えのように扱う、もしくは遠くで響く通奏低音のように聴かせるが、そんな彼が素朴かつ禅めいたハイゼンベルグの一言に聞き取ったのは救済だろうか。本作は、あるいは古式ゆかしい真善美へと至る物語だったのかもしれない。

  • Junya Akiba さん

    量子力学の美しさに嵌まった文学者によるハイゼンベルク論。彼の功績を文学的に表現するとこうなるであろう、という調子で、ハイゼンベルクを「あなた」と呼びながらストーリーは進む。コペンハーゲン解釈をめぐるアインシュタイン、シュレーデインガーとの争い、そして避けて通れないナチスとの関わりに関して多くの頁が割かれているのが正直で良い。賛否両論いろいろあると思うが、私にとって20世紀前半の現代物理学はどのような形であっても奇跡でしかない。

  • shiaruvy さん

    【2017.05.01 初版】\2,800- 薄いのでインフルお熱のおとも。価格にちと不満。(-_-;)

  • 宗像司郎 さん

    量子力学の歩みに時代背景、人生がうまくマッチした作品です。

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1968年パリ生まれの作家・翻訳家。両親ともフランス南部コルシカ島の出自。パリ第一大学で哲学教授資格を取得後、コルシカ島の高校で哲学を教えるかたわら同島バスティアで哲学カフェを主催。以後、アルジェ(アルジェリア)やアジャクシオ(コルシカ)で2012年まで、アラブ首長国連邦のアブダビで2015年まで教

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