カラスと人の巣づくり協定

後藤三千代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715405
ISBN 10 : 4806715409
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
128p;20

内容詳細

カラスはなぜ電柱に巣をつくるの?止めさせることはできないの?30年に及ぶ研究でわかった、なわばり意識と巣づくりの習性。カラスの巣を減らすには、「撤去」ではなく「設置」が鍵だった!カラスの生態研究を通して、カラスと人が共生するやさしい社会を作り出す画期的方法。

目次 : 第1章 カラスの巣づくり騒動/ 第2章 電柱に巣を作るのはどのカラス?/ 第3章 撤去しても減らない営巣数のからくり/ 第4章 巣の構造と営巣数増減のからくり/ 第5章 新しい営巣対策/ 第6章 カラスの置き土産/ 第7章 カラスと人の新しい関係

【著者紹介】
後藤三千代 : 1967年、東北大学農学部卒業。農学博士。元山形大学農学部教授。現在、山形大学農学部客員教授。専門は昆虫環境生理学、カラスの生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    うわあ、これは面白い!東北なので巣材などにちがいはあるかもしれないけれど、電柱など営巣場所は東京とたいして変わりません。いや、これは大変勉強になりました。カラスは巣に近づく人を襲うのが嫌だけど、人通りのない所に営巣させて共存するのは、カラス好きな自分にとっては悪いアイデアではないですねえ。アカマダラハナムグリについてはより詳しい研究を期待しています!大変勉強になりました。

  • ふ〜@豆板醤 さん

    3。〈本が好き!献本〉カラスと人が平和に共存するための研究がされている本。現状は電柱につくられたカラスの巣が電気トラブルを招くのを防ぐため人がカラスの巣を撤去し、その度に再びカラスが巣をつくり..という「イタチごっこ」状態らしい。人口巣にカラスを移し人とカラスが無駄に争わないようという試みもあったり、今後もチェックしたい分野かも(笑)BGMにはRADの「おしゃかしゃま」がぴったりかと。歌い出しから「♪カラスが増えたから殺します」言うてるし(笑)

  • みさどん さん

    カラスの電柱営巣除去のいたちごっこを緩和するべく、細やかにデータ集めをされた統計学的な本。興味深く、カラスの方を応援するような気持ちで読んだ。人工物を借りて生き延びているカラスは頭がいいわけで、人との共存を図る筆者の思いもわかった。

  • 蛸墨雄 さん

    農学博士の視点から、電力会社との協力により研究されたカラスの営巣の研究報告書。とてもおもしろかった。ゴミ収集場の問題だけではなく、電柱への営巣も人にとってとても迷惑な行為では有るが、全て人が撒いた種であることがよくわかった。それにしても、カラスは奥深いとつくづく思った。 農学博士、動物行動学、解剖学それぞれの作者の本堪能しました。バードウォッチャーが書くカラスの本探します。

  • takakura さん

    子ども向けかと思って表紙&タイトル借りしてみたらたいへん立派な論文でした。世界にはボソだけ地域、フトだけ地域がある中、日本はボソとフト両方生息している。電柱に巣を作るのはボソだけだったという結果。ブトは森に巣を作る。ボソの方が巣材としていろんな材料を使う。巣を撤去するからまた作る(いたちごっこ)。巣作り熱は一気に冷める。カラスの巣が絶滅危惧種のアカマダラハナムグリの繁殖場所になっている可能性。

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後藤三千代

1967年、東北大学農学部卒業。農学博士。元山形大学農学部教授。現在、山形大学農学部客員教授。専門は昆虫環境生理学、カラスの生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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