卵を産めない郭公 新潮文庫

ジョン・ニコルズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102200919
ISBN 10 : 4102200916
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
382p;16

内容詳細

舞台は60年代の米国東部の名門カレッジ。真面目で内気な学生ジェリーは、入学後すぐにお喋りで風変わりな女子学生プーキーと知り合った。彼女にふり回されながらも、しだいに芽生えていく恋…街角でのくちづけ、吹雪の夜の抱擁。だが、愛はいつしかすれ違い、別れの時が来る。生き生きとした会話が魅力の青春小説を、村上春樹が瑞々しいタッチで新訳する。“村上柴田翻訳堂”シリーズ。

【著者紹介】
ジョン・ニコルズ : 1940‐。カリフォルニア州バークレー生れ。作家、脚本家。ニューメキシコ州在住。これまで小説12作とノンフィクション8作を発表。ハリウッドで多くの脚本を手掛けた。『卵を産めない郭公』がデビュー小説

村上春樹 : 1949年京都生れ。『風の歌を聴け』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    村上春樹の翻訳小説も新作中心に結構読んでいます。いかにも村上春樹が好みそうな作品です。翻訳小説でありながら、村上春樹版アメリカン・グラフティといった感じです。本作のタイトルは直訳よりも旧作の「くちづけ」の方が好い気がします。まさにキス・キス・バン・バン!!!プーキーには逢ってみたい気はしますが、かなり重そうなので付き合うのは勘弁です(笑)

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。 さん

    ☆5.0  20歳の頃に出会って、ずっと気になっていた小説だった ――村上春樹 // こんなのを待っていた。 引用価値のある発言をしまくるイカれた少女と、僕とを巡る、戯言だらけでなんでもありの好き放題の青春小説。

  • 巨峰 さん

    『ヘンテコな女の子に振り回される系の青春小説。』って書かれている他の方のレビューを見てまんまその通りだと思いました。プーキーという女の子、ほんととんでもない言動なのですが、主人公の奥手な男の子との距離が縮むにしたがってまともに見えてくるっていうのは、主人公の方から彼女の世界に近づいていったということだなって思いました。(続)

  • 佐島楓 さん

    「ノルウェイの森」のみどりや「スプートニクの恋人」のすみれの原型がポーキーであるように感じられた。エキセントリックなヒロインへの恋、愛を交わしやがて別れるふたり、王道の青春小説。

  • tokko さん

    村上さんが翻訳したからポーキーが村上さんの小説の登場人物のように思えるのか、村上さんがこの小説の影響を受けたからなのか…。他の方のレビューにもありますが「ノルウェイの森」の「みどり」のような強引さと繊細さを兼ね備えた単純そうで複雑な人物はやはりポーキーの影響を受けているのでしょうね。他にも村上作品に影響を与えていそうな部分はあったけれど、上手な青春小説ってなんでこんなに読んでいて胸が苦しくなるんだろうか。

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ジョン・ニコルズ

1940‐。カリフォルニア州バークレー生れ。作家、脚本家。ニューメキシコ州在住。これまで小説12作とノンフィクション8作を発表。ハリウッドで多くの脚本を手掛けた。『卵を産めない郭公』がデビュー小説

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