ルネ・マグリット国家を背負わされた画家

利根川由奈

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801002388
ISBN 10 : 4801002382
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

シュルレアリスムを代表する画家は、現代美術や広告へ影響を与えながらも、詩と思考を絵画に求めて孤高に描き続けた、のだろうか?ベルギー王立航空会社の広告、王立施設の壁画、王立美術館の待遇、教育省主催の企画展…文化政策によって「ベルギー美術史」へと巻き込まれた、もう一人のマグリット!

目次 : 第1部 マグリット作品に表されているもの・表されていないもの―マグリット作品の造形的特徴(マグリット作品の持つイメージの力―「マグリットらしい」“赤いモデル”/ 思考のイメージ化―「マグリットらしくない」陽光に満ちたシュルレアリスム/ マグリットの装飾芸術と広告/ マグリット作品の地理的・時代的普遍性)/ 第2部 ベルギー美術史とマグリット―展覧会におけるマグリットの文脈(ベルギー美術の伝統を担うマグリット―「ベルギー美術の幻想性―ボスからマグリットまで」展マグリット解釈の現在性―ヤン・フートのマグリット解釈/ アメリカ美術の前衛性を備えるマグリット―「ベルギーの美術:一九二〇‐一九六〇」展)/ 第3部 対外文化政策とマグリット―マグリットの公共事業作品の役割(パレ・デ・コングレの壁画“神秘のバリケード”/ 王立サベナ・ベルギー航空の広告“空の鳥”)

【著者紹介】
利根川由奈 : 1985年、横浜市に生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。専攻、美術史、文化政策史。現在、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 秋良 さん

    なぜマグリットがベルギーを代表する画家として公的な仕事を依頼されたのか、作品の特徴やベルギーの地理・民族学的見地から分析する論文。日常的なオブジェから社会的役割を剥奪し非日常をあらわす彼の絵は、他のシュルレアリスム作家よりも抑制がきいていて普遍的な魅力を持っている。不安をかき立てられるのに目を離せず、空の青さに安らぎも覚える矛盾。どうして自分がマグリットの絵が好きなのか、ちょっとだけ分かった気がした。

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利根川由奈

1985年、横浜市に生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。専攻、美術史、文化政策史。現在、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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