イノベーターたちの日本史 近代日本の創造的対応

米倉誠一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492371206
ISBN 10 : 4492371206
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
313p;20

内容詳細

高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、益田孝、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏…アヘン戦争から新興財閥の成立まで。彼らはどのように未来を切り拓いていったのか?従来の史実では描かれてこなかった躍動感あふれるストーリー。構想40年、歴史家・米倉誠一郎の集大成。

目次 : 第1章 近代の覚醒と高島秋帆/ 第2章 維新官僚の創造的対応―大隈重信志士から官僚へ/ 第3章 明治政府の創造的対応―身分を資本へ/ 第4章 士族たちの創造的対応―ザ・サムライカンパニーの登場/ 第5章 創造的対応としての財閥―企業家が創り出した三井と三菱/ 第6章 科学者たちの創造的対応―知識ベースの産業立国/ 終章 近代日本の創造的対応を振り返る

【著者紹介】
米倉誠一郎 : 1953年東京都生まれ。一橋大学社会学部、経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学歴史学博士号取得(Ph.D.)。1995年一橋大学商学部産業経営研究所教授、1997年より同大学イノベーション研究センター教授。2012〜14年はプレトリア大学GIBS日本研究センター所長を兼務。2017年4月より一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    「金ない・人ない・制度ない」。「3ない日本」でどうやって西欧列強から植民地化を免れたか事例を交えて考察した本。レキオタなので興味をそそられた。武士の既得権益であった家禄から変えられた金禄公債を、そのまま会社の資本金にあてた小野田セメントの例は、現代人から見てもウルトラC並みのイノベーションだと思う。確かに歴史の読み物としては面白いのだけど、現在にでも応用できるかどうかは難しい。時代背景が違いすぎる。結局は人間生きるか死ぬかの瀬戸際に陥ったら、何か知恵が出るだろうと言う一般的な教訓に落ち着くと思う。

  • Porco さん

    明治時代は、政治史や思想史からばかり見るのではなく、本書のような視点で見ないと、なぜ日本が発展したのかを理解できないと思いました。

  • vinlandmbit さん

    読了感がとても満足な一冊。明治維新から近現代までの日本において、時代の変化に対し、どういう判断をくだし対応をとってきた人たちが当時居たのか、その行動を記す良書です。イノベーションといえばどうしても欧米の偉人達の話が多い中、日本の先人たちの行動・判断が誇らしくとても参考となりました。

  • テイネハイランド さん

    図書館本。「企業家精神」をもって激動の時代(幕末〜WW2敗戦まで)の変化に創造的に対応したと著者が考える人物についての伝記本。高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、益田孝、岩崎弥太郎/弥之助兄弟、高峰譲吉、大河内正敏の行動の軌跡が、時代背景を交えつつ取り上げられています。著者による描写はとても生き生きとしていて、さらっと読めました。人物一人に割く紙数の都合上、ケーススタディーとしては分析にやや深みが欠けるうらみはありますが、今まで全く知らなかった人物について知れたので、今回読めてよかったです。

  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの感想 大河内正敏が理研の所長就任は、日本の科学技術の発展に幸運だった。大河内が若い研究員の自主性と育成に懸けた情熱と資金に関する逸話は数多く残っている。研究者が何か買ってくれと申し出た時はできるだけ早く買ってやってくれ。気の乗ったときにすぐやらせることが研究能率に影響する。君たちは役に立つかどうか心配する必要はない。面白いと思ったことをやりなさい。あまり文献を読みあさると独創力が鈍る。何でもやってみることだ。こんな言葉が研究者を奮え上がらせた。自由で分権的組織から革新が次々と生まれた。

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