基本情報
内容詳細
まだ、人の体のしくみがよくわかっていなかった江戸時代。罪人の死体を観察し、内臓のつくりがオランダの解剖書にある絵とそっくりだと気づいた医者たちがいました。かれらは、オランダ語を知らない、辞書もないという困難を乗りこえて、その本を翻訳しました。医者たちのひとり、杉田玄白は訳した本を『解体新書』と名づけ、日本で出版することにも情熱をかたむけたのです。
目次 : 第1章 四郎はなぜ死んだ/ 第2章 こわくてにくい病気/ 第3章 人を救える医者になりたい/ 第4章 命は体の中で燃えている/ 第5章 人体の真実を知るために/ 第6章 異彩をはなつ平賀源内/ 第7章 オランダ語にいどむ前野良沢/ 第8章 小塚原での衝撃/ 第9章 気が遠くなる作業/ 第10章 『解体新書』の出版
【著者紹介】
鳴海風 : 1953年新潟県生まれ。自動車部品メーカーのデンソーで生産技術を研究するかたわら、江戸時代の数学をテーマにした和算小説を多く発表。見て楽しめるビジュアル講演も得意。1992年『円周率を計算した男』(新人物往来社)で歴史文学賞。2006年日本数学会出版賞受賞
関屋敏隆 : 1944年岡山県津山市生まれ。1968年京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)工芸科染織専攻卒業。1976年に『中岡はどこぜよ』(文・田島征彦/すばる書房)で絵本作家デビュー。1991年『中岡はどこぜよ』(くもん出版・復刻版)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞特別推薦。1997年『オホーツクの海に生きる』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞美術賞、1999年ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレで「金のりんご賞」を受賞、2001年ベオグラード国際イラストレーション・ビエンナーレ・グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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おはなし会 芽ぶっく さん
読了日:2022/07/13
おはなし会 芽ぶっく さん
読了日:2018/06/03
Tomoko 英会話講師&翻訳者 さん
読了日:2017/11/01
NakaTaka さん
読了日:2017/10/22
TAGO さん
読了日:2020/12/11
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