コンチャ・ロペス=ナルバエス

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太陽と月の大地 世界傑作童話シリーズ

コンチャ・ロペス=ナルバエス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834081626
ISBN 10 : 4834081621
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;20

内容詳細

こちらは、第64回(2018年)青少年読書感想文全国コンクール「中学校の部」の課題図書です

「見ろよ、ハクセル、海だ。アフリカの海、そしてグラナダの海だ」信じる宗教はちがっても、ふたりは親友だった。時代はめぐり、かれらの子や孫たちは、災いの化の中に巻きこまれていく―。いつか再び、共に平和に暮らせる日まで。16世紀グラナダを舞台に、宗教・民族の違いによってひきさかれ、運命に翻弄される人々をえがく。―スペインで読みつがれてきた児童文学の名作、初邦訳!  

【著者紹介】
コンチャ・ロペス=ナルバエス : 1939年セビーリャ生まれ。大学で歴史を学び教壇に立つが、1983年に教師をやめ、子どもの本の執筆活動に入る。民主化直後の1980年代のスペイン児童文学界の牽引役となった作家の一人で、スペインでは二十世紀を代表する児童文学作家と位置づけられている

宇野和美 : 大阪生まれ。出版社勤務を経て、スペイン語圏の本の翻訳に携わる。バルセロナ自治大学大学院修士課程修了

松本里美 : 札幌生まれ。法政大学哲学科、セツ・モードセミナー研究科卒業。音楽や広告など幅広い分野で活動し、1993年より銅版画家として個展・グループ展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mocha さん

    感想文コンクール中学生の部課題図書✩舞台は16世紀スペイン・グラナダ。キリスト教政権によるイスラム教徒の迫害という史実をモチーフに、ある一家の悲劇と悲恋が描かれる。宗教の違いだけで人間としての尊厳が踏みにじられることがとても理不尽で悲しい。本国では80年代からのロングセラーだとか。児童書だからかあらすじを追うようにかいつまんで語られている。せっかくの重厚なドラマ、もっと膨らませてほしかったな。子どもたちは、たくさん出てくる人名・地名につまずくかも。

  • chimako さん

    【読書感想文中学校の部課題図書】物語としてはなかなか面白かったが、中学生には取っつきにくいテーマだと思われる。訳者はあとがきの冒頭で「悲恋の物語」と言っているがそれよりも宗教の違いで迫害される人々の話だと感じた。スペインの歴史的な背景や宗教について全く知らずに読んでも問題は無いが理解は浅くなる。登場人物の相関図を頼りに馴染みのない名前に翻弄されながらの読書。課題図書でなければ読まなかった1冊だった。知らない国の知らない歴史をしるのには良いチャンス。中学生は果たしてこの本を手に取るかなぁ。

  • さつき さん

    舞台はフェリペ2世の時代のスペイン。キリスト教徒の王権が勢力を増すにつれて、迫害され行き場をなくす元イスラム教徒のモスリコたち。幼馴染だったマリアとエルナンドも引き裂かれてしまいます。モスリコのエルナンドの母はキリスト教徒だったり、家族の中でも宗教の違い、立場の違いが見受けられて、単純な善悪では推し量れない物語でした。裏表紙の、朝日に向かって走る、二人の少年たちを見ると胸が締め付けられる思いです。

  • よこたん さん

    「〜太陽はキリスト教徒の味方だ。毎日、太陽の強い日ざしが、青白い月の光を隠すのさ。怒れる日ざしで月は粉々にくだけて海に落ち、遠い異国の浜にまで運ばれていくだろう」 スペインのグラナダといえば、『アルハンブラ宮殿の思い出』のギターのしっとりとどこか物悲しい調べが思い浮かぶ。イスラムの色をのこした建築物に、この地方の歴史が垣間見える。月はイスラムか…。キリスト教徒に征服され、改宗を余儀なくされモリスコと呼ばれる元イスラム教徒たちの心の澱は根深い。立場を超えた友情や恋心にも、容赦なく降りかかる運命が悲しかった。

  • 星落秋風五丈原 さん

    宗教が幼馴染や友情を引き裂いていく物語。レビュアーさんがおっしゃっていたように主人公二人の物語に集中した方が感想文は書きやすかったかも。

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コンチャ・ロペス=ナルバエス

1939年セビーリャ生まれ。大学で歴史を学び教壇に立つが、1983年に教師をやめ、子どもの本の執筆活動に入る。民主化直後の1980年代のスペイン児童文学界の牽引役となった作家の一人で、スペインでは二十世紀を代表する児童文学作家と位置づけられている

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