ひきこもりの弟だった メディアワークス文庫

葦舟ナツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048927055
ISBN 10 : 4048927051
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
354p;15

内容詳細

第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞! 圧倒的衝撃の異色作!

ラスト、読む人に【幸せとは何か】を問いかける――。圧倒的衝撃の“愛”の物語。
【あらすじ】
『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後に、あなたは――』
 突然、見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女――大野千草と“夫婦”になった。互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。
 まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に過ぎ去った日々を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。
 これは誰も愛せなくなった僕が、君と出会って愛を知る物語だ。

【著者紹介】
葦舟ナツ : 第23回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞し、『ひきこもりの弟だった』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さばかん さん

    大変面白かった。    もう少し抑揚が欲しかった。    結末は普通だった。    一つの物語が終わったって感じだった。    確かにひきこもりの弟だったけど、それ以外に特別なことは何も無い、普通の人だった。    そもそも、本人の努力があるとはいえ、充分に順風満帆な人生を送っている。   なにも憐れむことなんてない。    いい人生じゃないか。

  • た〜 さん

    「三日間の幸福」の著者が絶賛するのもよく分かる。とにかく屈折している。一つだけ気になるとすれば、結局のところ”嫁”は救われたのだろうか?

  • 優愛 さん

    手を握った。出来るだけ、そっと願った。僕のあげられないもの。君の欲しいものが、手に入りますように。幸せになりますように。欲しいものに手を伸ばしますように。ちゃんと、掴みますように──優しさだったり、思いやりだったり。そういう感情は必ずしも世界の掟と正比例してくれない──何かあった訳じゃないのにたまらなく悲しくて、寂しくて。大切な人であっても、例えそれが家族であっても。他人の幸せを願う事は容易ではないのだ。綺麗事を一括してくれた本書に終始感情を揺さぶられました。でも私はそれもまた、幸せな事なのだと思います。

  • まりも さん

    誰も愛せなくなった僕が、見知らぬ女・千草と夫婦になり愛を知る物語。これはまた凄い作品だな。面白い云々ではなく、読んでいて心にズシっと来る強烈な何かがこの作品にはありますね。愛を知らなかった啓太が千草との夫婦生活で愛を知ったその後の結末も衝撃だったし、兄の手紙もとても印象に残りました。これは三槌先生が絶賛するのも納得できるわ。何か大きな事件が起きるわけでも華やかな恋愛模様が起きるわけでもないけど、心を掴んで離さない引力のような力を感じさせる、そんな物語でした。誰もが幸せになるって難しいな。

  • ましゃ さん

    こういう話を読んでいつも思う事がある…結婚によって幸せになる事があるのだろうか…。私は本作にでてくる主人公啓太にも妻千草にも共感出来るものがあって、読み終わった後はなんとも言えぬ複雑な気持ちになった。順風満帆な結婚生活を送っているように見えても、お互いを理解しあっている二人だからこそ本音が言えなくなってしまっている状態は夫婦と言えるのだろうか…。この二人の夫婦という不思議な関係が続いたのは妻千草が強い女性だったからだと私は思っている…。「求めるから悲しくなるんだよ。もうそういうのはやめよう。強くなろう。」

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第23回電撃小説大賞にて“選考委員奨励賞”を受賞した『ひきこもりの弟だった』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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