結婚の嘘

柴門ふみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120049477
ISBN 10 : 4120049477
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
214p;18

内容詳細

結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。冷蔵庫に入っている限られた素材で、いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。

目次 : 第1章 結婚観の嘘(一体、何が不満なの?と訊かれても困る/ 夫がいい人であることと、結婚生活の不満は別問題 ほか)/ 第2章 結婚の誓いの嘘(誓いの言葉は何だったのか?/ 感情を分かち合う相手がいる救い ほか)/ 第3章 夫婦は理解しあえるの嘘(男は一つのことだけに集中する脳/ 妻は虎視眈々と離婚の準備を進めていく ほか)/ 第4章 結婚はやり直しができるの嘘(「覆水盆に返らず」の意味/ 同窓会でしくじる女たち ほか)/ 第5章 老後は夫婦の絆が深まるの嘘(結婚生活の見直しは終活の一環/ 「卒婚」は中途半端な選択肢 ほか)

【著者紹介】
柴門ふみ : 1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。79年『クモ男フンばる!』で漫画家デビュー。80年に漫画家の弘兼憲史氏と結婚。2012年より徳島市観光大使を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    バブルの頃だったか、「恋愛モノの一人者」とばかりに、ドラマもコミックス&エッセイも大売れしていた彼女。大学(なんとお茶大)卒業と共に、同じく売れっ子のご主人と結婚、子育てしながらヒット作を連発したのはすごい。でもどうやらその裏側にはいろいろあったらしく…。彼女の恋愛指南エッセイを貪るように読んだ時期もあったが、今のわたしにはもう刺さる内容ではなくなった、というか。そもそも他人様のエッセイをありがたがる年齢ではなくなったというか。事情のない夫婦(カップル)なんていないだろうし。

  • いつでも母さん さん

    結婚ン十年、互いの忍耐と努力に加え諦めという現実でここまで来た我が結婚生活。柴門ふみだからと期待して読むも、ふむふむ・あるある・そう?・・で、なんとなく読了してしまった次第。共に自由業、バブル期を経た柴門ふみ、彼女には彼女の結婚生活が、そして十人十色私を含めそれぞれの結婚にはそれぞれの『嘘のような事』が有ってなんの不思議もない!しかし、柴門ふみの夫・広兼さんとよく、ここまで続いた事にちょっとビックり私には無理(笑)で・・『序文』だけで十分だったなぁ私。

  • Ikutan さん

    『夫は冷蔵庫に残された食材。美味しくなるのも不味くなるのも妻の腕次第。決して他人の冷蔵庫を羨ましがってはいけません』結婚生活37年の筆者がその理想と現実のギャップを妻視点で解説した一冊。今は時代も変わってきて価値観も色々。でも根本的に男と女は発想や考え方がまったく違うから、そこを理解しないとダメなんですね。とにかく期待しないこと。小欲知足ですね。結婚に夢を抱いている人にはがっかりな内容ですが、参考になることも。『好みの一致より嫌いなことが一致しているかの方が大切。』だそう。いやぁ、夫たちの意見も聞きたい。

  • みっこ さん

    『幸せそうに見える結婚生活は幻想。その人の幸せな側面を見ているだけ。』といきなりキツイ言葉で始まり、最後まで始終辛口。柴門さん苦労されたのね…。著者は私の母親世代で、ここに出てくる『結婚観』もTHE昭和。平成育ちの私はそこまでピンとこず。『結婚観や家族観は千差万別。正解も不正解もない。』『自分の価値観と夫の価値観の二択ではない。互いの価値観を少しでも縮めるよう、柔軟性を持つこと。』という言葉は良かった。結婚は互助会にも納得。→コメントへ

  • よつ葉 さん

    私が結婚を決めた理由は、好き合っているのに帰る場所が別々な事に違和を感じたからです。私の結婚感はそれがベースになっている。お出かけしても帰る所は同じ場所。もうバイバイしなくていいんだ、という気持ちは今でも思い出す感情です。つい期待して、勝手に裏切られた感を持ってしまうけど、それを「結婚の嘘」というかたちで紫門ふみさんは語られていました。冷酷のようだけど、私は旦那様に期待はしていません。期待なんか全然していないんだから。と、自分にさんざん言い聞かせて、結婚生活を送っています。

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