さなとりょう

谷治宇

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778315597
ISBN 10 : 4778315596
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
341p;20

内容詳細

明治六年(一八七三年)秋。江戸城堀端に近い桶町の、北辰一刀流千葉道場を訪れた一人の女によって道場主の娘「さな」の災厄は始まった。女はかつてこの道場に通った土佐藩士、坂本龍馬の妻「りょう」と名乗ったが、さなはその龍馬の許嫁だったからだ。決して出会ってはならない二人の女が出会い、やがて、維新の闇に隠された事件の謎と巨大な陰謀が浮かび上がってくる。反目し合いながらも共に真相を追う、二人の前に現われた意外な黒幕の正体とは!?

【著者紹介】
谷治宇 : 1956年滋賀県生まれ。日本大学法学部卒業後、数年の編集者生活を経て漫画原作者へ転身。『さなとりょう』がはじめての時代小説である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    坂本龍馬の妻・りょうと、龍馬の許嫁だった千葉道場の娘・さな。勝気な2人の女が、お互い反目しながらも龍馬暗殺の真相を追う…。軽いエンタメ小説と思いきや、意外としっかりしたミステリー。日本史上の謎とされる龍馬暗殺の真犯人に迫る展開はなかなか面白かったです。作者は小説を描くのは初めてということですが、漫画原作の出身ということで、文章も映像的な感じがします。構成もさすがに巧い。表紙の絵は沙村広明さん。

  • 真理そら さん

    坂本龍馬の許嫁・佐奈と妻・りょうが結果的に協力して龍馬暗殺の真の犯人を捜す物語。佐奈が実在した鬼小町だけに、美女剣士好きにはたまらない一冊。育ちも価値観も全く違うおりょうに振り回される純情で不器用な佐奈がかわいい。片袖を勝手に燃やすおりょうもかわいい。

  • 紅香@新刊購入まで積読消化あと7冊⭐︎ さん

    この危険極まりない出来事は一通の手紙から始まった。龍馬を殺したのは誰?。。さなとりょう。坂本龍馬の許嫁と妻が並んでタイトルになっていたら、龍馬好きな私も気になって仕方がない。変な女なら許さないと思っていたことも全ては杞憂。二人とも龍馬に愛されてしかるべし志を受け継いで、物語の中を颯爽と生きていた。もしも二人が実際に出会っていたら、本当にこんな会話をしてそうで楽しい。二人のカッコ良さに龍馬も影を薄める。『あんたが龍馬の私情を虫けらみたいに押し潰して守りたかった大義って何やねん』今年気になる作家さんNo.1!

  • マムみかん(*感想は風まかせ*) さん

    大河ドラマ『龍馬伝』の後日譚という感じでした。 漫画原作を手掛けていただけあって、とてもページターナー! ラストに胸キュン(笑)。 ぜひNHK でスペシャルドラマ化してほしいな〜☆

  • 佐藤 さん

    入院中。坂本龍馬を中心にした物語で読みやすく面白い。 あまりにも有名な登場人物や経緯を、調べながら読んでいくと坂本龍馬の魅力もさらに強くなりました。さなとりょうの正反対の女性を虜にしてしまう坂本龍馬!すごいな!

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人物・団体紹介

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谷治宇

1956年滋賀県生まれ。日本大学法学部卒業後、数年の編集者生活を経て漫画原作者へ転身。2017年に『さなとりょう』を刊行詩、デビュー。新人離れした力量で話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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