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ルイ・フレモー&バーミンガム市交響楽団 録音全集(12CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029588673
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ルイ・フレモー&バーミンガム市交響楽団 録音全集(12CD)

フランスの指揮者、ルイ・フレモーは1921年に北フランスに生まれますが、音楽院在学中にドイツに占領されたため、レジスタンスとして活動、戦後も外人部隊に加わってベトナムやアルジェリアに派遣、帰国後にパリ音楽院に入学して指揮の勉強を再開し、1952年に同音楽院を首席で卒業しています。
 フレモーのキャリアの開始はこうした事情で遅かったものの、最初のモンテ・カルロから手腕を発揮して評判となり、1969年にバーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任すると、EMIへの録音も開始、数多くのアルバムを制作することになります。フレモーがフランス物が得意だったこともあり、バーミンガム市交響楽団ではフランス音楽を積極的に演奏、ラトルが「世界で最高のフランス音楽を奏でるオーケストラ」と絶賛してもいました。
 中でも有名なのはサン=サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』と『動物の謝肉祭』で、『オルガン付き』の録音は、オルガンも同時収録された音響が魅力となっていたほか、『動物の謝肉祭』ではジョン・オグドン夫妻の参加も話題となっていました。
 今回のセットでは、すべてオリジナル・マスターテープより、24bit/96kHzリマスターが行われているのも朗報です。(HMV)

【収録情報】
Disc1-2
1. ベルリオーズ:レクィエム(死者のための大ミサ) Op.5, H.75


 ロバート・ティアー(テノール)
 バーミンガム市交響楽団合唱団
 録音時期:1975年

2. ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 Op.9, H.95
3. ベルリオーズ:『ハムレット』の終幕のための葬送行進曲 Op.18-3, H.103
4. ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』より3つの管弦楽曲 Op.24, H.111
5. ベルリオーズ:歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』より大序曲 H.76b
6. ベルリオーズ:歌劇『トロイアの人々』より『王の狩と嵐』『トロイ人の行進』


 バーミンガム市交響楽団合唱団
 録音時期:1974-1975年

Disc3
1. マスネ:歌劇『ル・シッド』よりバレエ組曲
2. マスネ:組曲『絵のような風景』
3. マスネ:オラトリオ『聖処女』より前奏曲『聖処女の永眠』
4. ビゼー:『ローマ』


 録音時期:1971年、1974年

Disc4
1. ラロ:スペイン交響曲 Op.21
2. ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
3. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33

 ポール・トルトゥリエ(チェロ:2,3)
 ヤン・パスカル・トルトゥリエ(ヴァイオリン:1)
 録音時期:1974-1975年

Disc5
1. ビゼー:交響曲ハ長調
2. サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』
3. アンリ・リトルフ:交響的協奏曲第4番ニ短調 Op.102より「スケルツォ」


 クリストファー・ロビンソン(オルガン:2)
 録音時期:1974年、1972年、1971年

Disc6
1. フォーレ:レクィエム Op.48
2. フォーレ:ラシーヌ讃歌 Op.11
3. フォーレ:バラード Op.19
4. サン=サーンス:動物の謝肉祭


 ノーマ・バロウズ(ソプラノ:1)
 ブライアン・レイナー・クック(バリトン:1)
 ジョン・オグドン(ピアノ:3,4)
 ブレンダ・ルーカス(ピアノ:4)
 バーミンガム市交響楽団合唱団
 録音時期:1977年(1-3)、1971年(4)

Disc7
1. サン=サーンス:白鳥
2. サン=サーンス:カプリース Op.52-6(イザイ編)
3. サン=サーンス:『ノアの洪水』より前奏曲
4. サン=サーンス:カプリス・ワルツ『ウェディング・ケーキ』 Op.76
5. サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43
6. サン=サーンス:交響詩『死の舞踏』 Op.40
7. シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
8. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
9. デュカス:交響的スケルツォ『魔法使いの弟子』
10. ラヴェル:ボレロ


 ポール・トルトゥリエ(チェロ:1)
 ヤン・パスカル・トルトゥリエ(ヴァイオリン:2,3)
 録音時期:1973-1974年

Disc8
1. イベール:室内管弦楽のためのディヴェルティスマン
2. イベール:海の交響曲
3. イベール:バッカナール
4. イベール:ルイヴィル協奏曲
5. イベール:ボストニアーナ
6. オネゲル:『パシフィック231』


 録音時期:1973年、1975年

Disc9
1. プーランク:グローリア FP.177
2. プーランク:ピアノ協奏曲 FP.146
3. プーランク:バレエ組曲『牝鹿』
4. サティ/ドビュッシー編:ジムノペディ第1番、第3番


 ノーマ・バロウズ(ソプラノ:1)
 クリスティーナ・オルティス(ピアノ:2)
 バーミンガム市交響楽団合唱団(1)
 録音時期:1976年、1973年

Disc10
1. ウォルトン:『ファサード』組曲より
2. ウォルトン:グローリア
3. ウォルトン:戴冠式行進曲『宝玉と王のつえ』
4. ウォルトン:テ・デウム(エリザベス2世の戴冠式)
5. ウォルトン:戴冠式行進曲『王冠』


 バーミンガム市交響楽団合唱団(2,4)
 録音時期:1976年

Disc11
1. ウォルトン:バレエ音楽『賢いおとめたち』組曲
2. マッケイブ:『夜と夜明け』
3. マッケイブ:交響曲第2番


 ジル・ゴメス(ソプラノ:2)
 録音時期:1972年、1976年

Disc12
● オペラ&オペレッタ・アリア集(英語歌唱)

1. レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」
2. プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手を」
3. ビゼー:歌劇『カルメン』より「花の歌」
4. ビゼー:歌劇『美しきパースの娘』より「誠実な恋人の声」
5. プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」
6. プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
7. サリヴァン:喜歌劇『ゴンドラの船頭達』より「輝く瞳」
8. レハール:喜歌劇『パガニーニ』より「僕は女にいっぱいキスをしたけど」
9. レハール:喜歌劇『フラスキータ』より「青空をしとねに」
10. レハール:喜歌劇『フレデーリケ』より「乙女、私の乙女」
11. J.シュトラウス2世:喜歌劇『ヴェネツィアの一夜』より「来たれ! ゴンドラ」
12. レハール:喜歌劇『ほほえみの国』より「君は我が心のすべて」

 デイヴィッド・ヒューズ(テノール)
 録音時期:1970年

● オッフェンバック:序曲集
13. 喜歌劇『地獄のオルフェ』序曲
14. 喜歌劇『ジェロルスティン大公妃殿下』序曲
15. 喜歌劇『美しきエレーヌ』序曲
16. 喜歌劇『青ひげ』序曲
17. 喜歌劇『パリの生活』序曲

 録音時期:1972年

 バーミンガム市交響楽団
 ルイ・フレモー(指揮)

 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

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ルイ・フレモーが、バーミンガム市交響楽団...

投稿日:2021/08/06 (金)

ルイ・フレモーが、バーミンガム市交響楽団とEMIに残した音源をワーナーが復刻したもの。 フレモーの音源は結構残されているが、CD化してもすぐ廃盤だったり、そもそもメーカー自体が倒産したりで入手が難しく、このEMI原盤の音源も永らく冷遇化されて、入手自体が難しいものであったが、今回こうしてまとめられたのは嬉しい所。 廉価盤故にオリジナルジャケットではなく、クラムシェル仕様だが、これは仕方ない事だろう。 各CDの感想は以下の通り CD1→ベルリオーズのレクイエム。 フレモーらしい端正さとマーラーの様な音の大洪水、合唱も良くレクイエムの名盤の一つ。 CD2→レクイエムの続きとベルリオーズの管弦楽曲集。 ここでも端正なフレモーの音楽、オケもよく鳴っていて聴きやすい。 CD3→マスネとビゼーの作品を集めたもの。 ビゼーのローマが聴きどころだが、マスネの作品も充実していていい。 CD4→ラロとサン=サーンスの作品を集めたもの。 トルトゥリエ親子と共演したもので、ここでも上品な音楽に仕上がっている。 CD5→ビゼーの交響曲に、サン=サーンスの交響曲第3番、リトルフのスケルツォを集めたもの。 いずれも生き生きとした名演である。 CD6→フォーレとサン=サーンスの作品を集めたもの。 フォーレのレクイエムは繊細で美しく、フォーレの独特なバランスの良さが表現された名演。 サン=サーンスは動物の謝肉祭を収録、エレガントな音楽は聴きやすい。 またソリストにオグドンなどの有名人が参加しているのも豪華だ。 CD7→前半はサン=サーンスの作品を集めたもので、なかなか珍しい曲が並ぶ。 後半は良く知られたフランス管弦楽曲集で、スペインが中々の演奏。 CD8→イベールの作品集。 冒頭のディヴェルティスマンは端正明晰で分かり易いし、他の作品もなかなか。 オネゲルのパシフィック231も見事で、この曲の名演の一つ。 CD9→プーランクの作品集。 このプーランクの演奏はどれも安定した質を誇っていて、なかなか良い演奏です。 ジムノペディもアンコール的に配置されており、ちょっとしたコンサートのような選曲。 CD10→ウォルトンの作品集。 このボックスの中でも数少ないイギリス物だが、これが中々良く、後半の機会音楽系の作品は良い仕上がりである。 CD11→ウォルトンの賢い乙女たちや、マッケイブの交響曲を収録。 演奏は悪くないが作品がイマイチ。 CD12→12曲目まではヒューズがメインのアルバム。 お馴染みの名曲を英語歌唱で。 オッフェンバックの序曲集は隠れた名演であり、フランス的明るさとイギリス的な渋さを持っている。 いずれも1970年代の録音で、年代を考えれば、そう悪い音質ではないと思う。 フレモーのボックスが次にまとまって発売されるかは分からないので、気になるなら在庫があるうちに早めの入手をおすすめ。

レインボー さん | 不明 | 不明

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ジョルジュ・ビゼーのローマ組曲は、デジタ...

投稿日:2018/09/08 (土)

ジョルジュ・ビゼーのローマ組曲は、デジタル録音の時代になってから数多く録音されるようになりました。しかしながら最高の演奏は、このアナログ時代の録音です。

! さん | 神奈川県 | 不明

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サン=サーンスの交響曲第3番のみCDを所有...

投稿日:2017/11/26 (日)

サン=サーンスの交響曲第3番のみCDを所有しており、大変気に入ったのでこのセットを買いました。全て演奏、録音共に良かったです。ウォルトンの行進曲はプレヴィンの他になかなかCDがないですが軽妙であり豪華な演奏でした。

つちぐり さん | 神奈川県 | 不明

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