基本情報
内容詳細
上田秋成―「歌道之達人」とよばれた男の実像に迫る。『雨月物語』一書を以て近世文芸の白眉と見なされてきた秋成の、和学者・歌人としての側面に注目したとき、秋成という人物と彼の学問・文芸は、どのような相貌をみせてくれるのだろうか。本書は、多才を以て鳴った秋成晩年の諸活動を跡づけ、さらに周縁との関係を解明していくことで、近世中後期の上方における秋成の位置づけや、秋成文芸の新たな理解の可能性を追究した書である。
目次 : 第1部 秋成の和学活動(秋成の万葉集講義/ 秋成の実朝・宗武をめぐる活動/ 秋成と蘆庵社中―雅交を論じて『金砂』に及ぶ)/ 第2部 秋成の学問と文芸(秋成の師伝観と『戴恩記』/ 秋成歌論の一側面―『十五番歌合』をめぐって/ 『春雨物語』「目ひとつの神」の和歌史観/ 『春雨物語』の「命禄」―「目ひとつの神」を論じて主題と稿本の問題に及ぶ)/ 第3部 秋成の和学とその周辺(山地介寿の在洛時代/ 荒木田久老『万葉考槻乃落葉四之巻解』の生成/ 林鮒主の和学活動と交流/ 林鮒主年譜稿)
【著者紹介】
高松亮太 : 昭和60年(1985)、新潟県佐渡郡(現・佐渡市)生まれ。國學院大學文学部卒業。立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。同後期課程中途退学。博士(文学)。国文学研究資料館機関研究員、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、現在、県立広島大学人間文化学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
人物・団体紹介
高松亮太
昭和60年(1985)、新潟県佐渡郡(現・佐渡市)生まれ。國學院大學文学部卒業。立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。同後期課程中途退学。博士(文学)。国文学研究資料館機関研究員、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、現在、県立広島大学人間文化学部専任講師(本データはこの書籍が刊行され
文芸 に関連する商品情報
-
完全版Testosteroneバイブル『365日、絶好調で超ハッピーに... 毎日365日、身近なところに置いて読み続けるだけで、自然とTestosterone哲学が染み込んでいく!10周年メモ... |6日前
-
50年の時を経て文庫化『百年の孤独 新潮文庫』6月26日発売 100年の傑作が50年の時を経て文庫化。6月26日発売決定。世界46言語に翻訳され、5000万部を売り上げている世界... |2024年04月17日 (水) 00:00
-
人気作家17人によるリレーエッセイ『私の身体を生きる』5月24日発売 女性/女性として生きる17人の作家がときにユーモラスに、ときに激しく、かつてない真摯さでつづった、自分と自分の身体の... |2024年04月11日 (木) 00:00
おすすめの商品
商品情報の修正
ログインのうえ、お気づきの点を入力フォームにご記入頂けますと幸いです。確認のうえ情報修正いたします。
このページの商品情報に・・・