暗黒グリム童話集

多和田葉子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062204675
ISBN 10 : 4062204673
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
202p;23

内容詳細

6人の人気作家と人気画家による夢の競演!怖くて美しい、大人のための新・グリム童話集。

【著者紹介】
村田喜代子 : 1945年生まれ。作家。87年「鍋の中」で芥川賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞受賞

長野まゆみ : 1959年生まれ。作家。88年「少年アリス」で文藝賞、2015年『冥途あり』で野間文芸賞・泉鏡花文学賞受賞

松浦寿輝 : 1954年生まれ。作家・詩人・フランス文学者。2000年「花腐し」で芥川賞、15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞特別賞受賞

多和田葉子 : 1960年生まれ。作家。93年「犬婿入り」で芥川賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞・谷崎潤一郎賞、11年『雪の練習生』で野間文芸賞受賞

千早茜 : 1979年生まれ。作家。2008年「魚」で小説すばる新人賞(受賞後「魚神」と改題)、09年同作で泉鏡花文学賞受賞

穂村弘 : 1962年生まれ。歌人。1990年『シンジケート』でデビュー。2008年『短歌の友人』で伊藤整文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    大好きな作家さん達と素敵な挿絵で生まれ変わったダークなグリム童話。鳥籠の小鳥が意外にも逞しかった「ラプンツェル」、元々の話もとっても怖い「青髭」の続きを別の方向からの怖さで描いた「BB/PP」もよいけど、なんと言っても多和田さんの「ヘンゼルとグレーテル」。原作通り正しく牧歌的で、シニカルな視点も絡めながら描かれるおそろしく、美しい森。カテリーナの報われない夜。ただ愛したかっただけなのに、愛されてあたたかい食べものを食べたかったはずなのに。楽園の森に囚われる。少しこわくて、少しかなしい。

  • 優希 さん

    グリム童話は書かれた当初はとても残酷なものだったのがいつしか優しい御伽噺として語り継がれるようになりました。しかし、この童話集は本来の形にそれぞれの作家が暗黒の味付けをしつつ、耽美で美しい物語に仕上げています。紡がれた物語は、童話の原型に近いものから、全く別のものになっているものまで様々。アレンジした童話のパロディと言ってもいいのですが、その恐ろしい贅沢な世界に惹きつけられます。挿絵もふんだんに盛り込まれている豪華さで、暗黒の中にいる時間を堪能できました。

  • takaC さん

    そもそもグリム童話は訳わからん話ばかりなのだが輪をかけてわからんちん。イラストが面白い。

  • かりさ さん

    元々は残酷で反道義的な内容で描かれたグリム童話。御伽噺の原点は因果応報、自業自得と徹底した残酷さで成り立っています。そこへさらに暗黒の粉をふりかけたら…残酷さにも耽美さが彩られまさに大人のための暗黒童話集に。どんな物語を紡ぐのかドキドキさせてくれる執筆陣と素敵な世界を彩ってくれる画家達との競演はそれはそれは贅沢で夢見るような心地で読み、美しいまでの残酷さに酔いました。装丁も豪華で美しい。恐ろしくて怖くて耽美さもある暗黒童話堪能しました。お気に入りは「手なし娘協会」「あめふらし」「ヘンゼルとグレーテル」。

  • ダミアン4号 さん

    タイミング良く?悪く?ケーブルTVの某歴史専門のチャンネルで“真実のグリム童話”を取り上げた番組をみてしまったので…“青ひげ侯”の物語って子供の頃に読んだグリム童話には全く覚えのないお話だったんですが…間違いなく現実にあった事件を元にした物語だったんでしょうね…青ひげ=シリアルキラーという表現がなぜなされるようになったか…今更の様に納得…んでもってラブドールに殺される羽目に陥るなんて…因果応報というか何というか…ロボット三原則も何もあったもんじゃない世界観はターミネーターとかウェストワールドを連想させられ

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人物・団体紹介

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多和田葉子

1960年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業、ハンブルク大学修士課程修了、チューリッヒ大学博士課程修了。日本語とドイツ語で作品を手がける。93年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、05年ゲーテ・メダル、11年

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