陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る 河出文庫

沖浦和光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415123
ISBN 10 : 4309415121
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
251p;15

内容詳細

安倍晴明だけが陰陽師ではない。貴族でない、民間の陰陽師が、占いや祈祷、巫術などを事とし、千秋万歳・大黒舞といった予祝芸や放浪芸にも従事し、差別された。蘆屋道満の伝説にも結びついていった播磨の陰陽師集団・集落などを中心に各地を調査し、その実際をつぶさに掘り起こした沖浦民俗学の金字塔。

目次 : 第1章 安倍晴明ブームをめぐって/ 第2章 陰陽師と渡来系文化/ 第3章 聖神社と「しのだづま」伝説/ 第4章 柳田國男の「特殊民」研究/ 第5章 「道々の者」と陰陽道/ 第6章 中世猿楽と陰陽道/ 第7章 近世「役者村」の起源

【著者紹介】
沖浦和光 : 1927年、大阪生まれ。東京大学文学部卒業。比較文化論、社会思想史専攻。桃山学院大学学長などを歴任した。2015年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fseigojp さん

    むかし知り合いの子供がひきつけをよく起こすので拝み屋に虫出しをしてもらった あれも陰陽師だったのだな

  • Kanako ONO さん

    日本で暮らしていると、日頃、正体のよくわからない「普通」にこだわり、(本人が意識しているかどうかはともかく)そこから転落しないことを最も重視しながら暮らしている人がとても多い気がするのだが、その根拠の一つとして、例えば、ここで描かれているような人々に対して連綿と続く差別意識があるのかもしれない。そういう日本社会の奥底に横たわるものを考えさせてくれる本だと思う。

  • S_Tomo🇺🇦🇯🇵 さん

    元は今から10年ほど前の「陰陽師」ブームの頃に出た本の文庫化。安倍晴明が漫画や映画で活躍し、陰陽師という言葉もなにやら中世日本の魔道士のような扱いで市民権を得た感があったのだが、古代から中世、近世から近代にかけての陰陽師や占い・祈祷を生業とした人々の実情についてまとめた一冊。最近、教科書に載らなくなったと話題になった「士農工商」についても、その制度はともかく当時の人々の価値観から職人や商人について地位が低いものとされた事由や、今の花形職業の芸能や医療系も昔は賎民とされていたのが興味深い。

  • ameco さん

    陰陽師に限らず、雑芸能の起源などにも詳しく書かれている。特に能に関しては、好きなものなので殊更になるほど、と興味深く読めた。大陸からの渡来系が起源なのでは、という説は驚きだった。論考の根拠になる様々な文献も同時に紹介されており、次に手に取るものの指標になる。とは言え知識不足のため難しい部分も多くあり、勉強した後に再読したい。

  • るる さん

    む、難しかった・・・。漢字とかわけわからなかった。 いつの時代も、陰陽師がいたことに驚いた。

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人物・団体紹介

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沖浦和光

1927‐2015年。大阪府生まれ。東京大学文学部卒業。桃山学院大学名誉教授。民俗学、比較文化論、社会思想史専攻。被差別民と被差別部落の研究をおこなった。国内外の辺境、都市、島嶼を歩き、日本文化の深層をさぐる研究をつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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