G・ウィロー・ウィルソン

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無限の書 創元海外SF叢書

G・ウィロー・ウィルソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488014612
ISBN 10 : 4488014615
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;20

内容詳細

中東の専制国家でハッカーとして生きる青年アリフは、大砂嵐が吹き荒れる日、政府の検閲官〈ハンド〉にハッキングされて追われる身となる。同時期に別れを告げられた恋人に託された謎の古写本――存在するはずのないその本には、人間が知るべきではない知識が隠されているという。政府の手を逃れつつアリフは異界に足を踏み入れ、世界を一変させる本の秘密に近づいてゆく……世界幻想文学大賞受賞の傑作SFファンタジイ!

【著者紹介】
G・ウィロー・ウィルソン : 1982年ニュージャージー州生まれ、シアトル在住。ボストン大学卒業後、エジプト・カイロにわたってジャーナリストとして活躍。小説デビュー作となる『無限の書』で2013年度の世界幻想文学大賞長編部門のほか、中東文学賞、太平洋岸北西部書店協会賞を受賞。グラフィックノベル・ライターとしても活躍しており、『ミズ・マーベル』で2015年度ヒューゴー賞グラフィックストーリー部門など3冠に輝いた。エジプト人男性と結婚し、自身もイスラム教に改宗している

鍛治靖子 : 東京女子大学文理学部心理学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    サイバー・パンクとイスラム文化と精霊(ジン)が織り成す新たなアラビアンSF。「アラブの春」をモチーフに描かれているのですが、その後に何が起こってしまったのかを思うと少し、辛い。正直、インティサルの魅力が理解できず。彼女って映画『荒野はツライよ アリゾナより愛を込めて』のルイーズのような女よね・・・。その代わり、ダイナが本当に健気で始終、応援してました。そして常に本当の名を知ることの恐れを忘れることはないが、自分の知らない事に対しても謙虚に知ろうとするビラル師が一番、好き^^彼こそが、賢明なる人だと思う。

  • 茜 さん

    実のところ私はファンタジーとSFは好んで読まない性質だ。好きな方には非難されてしまうかもしれないけれど、理由はどちらとも何でもアリの世界観になってしまうからだ。読み終わった今となっての感想はただただ面白かった!!ストーリーも基本である起承転結がはっきりしていて、ああ、ここが起の部分でここが転の部分なんだなと分かり易かった。ハラハラとドキドキがまた巧いタイミングでやってくるので、どこまで読んだら今日は終わりというのが難しかった。それでも最後まで楽しめたし最後はハッピーエンドだったので良かったです。

  • JACK さん

    ○ この世に存在するはずの無い写本を巡る冒険譚。イスラムの世界、幽精(ジン)の世界、ハッカーの世界が描かれます。凄腕ハッカーの青年アリフは美しい女性インティサルとの結婚を考えていたが、政府保安局の「ハンド」に彼女を奪われる。しかし、彼女はアリフに謎の本「千一日物語」を託す。アリフはこの本を持ってハンドから逃げる事になるのだった…。ヒューゴー賞受賞者による世界幻想文学大賞受賞作である本作は、世間の評価は非常に高い。しかし、個人的には盛り上がりに欠ける物語でした。値段の高さと読む時間を考えるとかなり残念。

  • かもめ通信 さん

    イスラム専制都市国家〈シティ〉を舞台にネット界では名の知れたハッカーの青年を主人公として繰り広げられるのは、サイバーパンクであると同時に異界とつながるファンタジーで、ラブストーリーに社会風刺まで盛り込んだ、ぐいぐい読ませるエンタメ小説。自身もイスラム教に改宗したというアメリカ出身の作家による物語の視点はなかなかに興味深い。と同時に、アメコミの原作なども手がけるているというだけあって、エンターテイメント作品として一気に読ませる面白さがある。ところどころにちりばめられた小ネタもまた楽しかった。

  • ヘラジカ さん

    分量は多いがスピーディーな展開でぐいぐい読ませる。中盤、異世界に踏み入れる辺りは最高に面白い。後半・クライマックスはゴチャゴチャしていてやや分かり辛い感じがしたが、いちエンターテイメント作品として最後まで文句なしに面白かったと言えるだろう。SFとファンタジーの混ざり具合や全体を貫くトーンから、なんとなくニール・ゲイマンを思い出すも、アメコミの原作を書いていたと知って納得。まあニール・ゲイマンの方が面白いんだけど、こちらも流石は世界幻想文学大賞受賞作といったところである。

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G・ウィロー・ウィルソン

1982年ニュージャージー州生まれ、シアトル在住。ボストン大学卒業後、エジプト・カイロにわたってジャーナリストとして活躍。小説デビュー作となる『無限の書』で2013年度の世界幻想文学大賞長編部門のほか、中東文学賞、太平洋岸北西部書店協会賞を受賞。グラフィックノベル・ライターとしても活躍しており、『ミ

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