シェイクスピア・カーニヴァル ちくま学芸文庫

ヤン・コット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480097835
ISBN 10 : 448009783X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
高山宏 ,  
追加情報
:
351p;15

内容詳細

ヤン・コットは名著『シェイクスピアはわれらの同時代人』で、それまでの研究とは一線を画すコペルニクス的転換をもたらした。コットの研究はシェイクスピア劇全体を眺め渡して、その底に太く流れる歴史的深層海流とも言うべき「歴史のメカニズム」が登場人物の全行為、あらゆる意図に貫かれていることを明確にあぶり出してみせたのである。また、本書に特筆すべきは、バフチーンのカーニヴァル論が援用されていることで、聖と俗、嘲笑と歓喜、死と再生等に注目することによってシェイクスピアの豊饒な宇宙がより一層鮮やかに描き出されている。

目次 : フォースタス博士のふたつの地獄/ ボトム変容/ 『嵐』、あるいは繰り返し/ 『アイネーイス』と『嵐』/ 断想(プロスペロー、あるいは舞台監督/ 『乱』、あるいは世界の終り/ 残酷なウェブスター)

【著者紹介】
ヤン・コット : 1914‐2001年。ポーランド・ワルシャワ生まれ。ワルシャワ大学で法律を学び、卒業後パリに留学し、帰国後ナチ占領下でレジスタンス運動に身を投じる。戦後、演劇評論、文学研究、翻訳家として活躍。ワルシャワ大学教授、アメリカに移住後はイェール大学客員教授等を歴任した

高山宏 : 1947年高知県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。首都大学東京教授、明治大学教授を経て、大妻女子大学教授。17、18世紀の英文学が専門で、美術史、文化史の著作・翻訳が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 飯田一史 さん

    バフチンのカーニヴァル論と作品成立当時のヘルメス主義思潮を道具に、現代の常識では見えないシェイクスピアの相貌を炙り出す。蜷川幸雄も参照したという。

  • かいん さん

    遅まきながら、シェイクスピアを読もうと思い、予備知識持つのに良いかなと手にとってみた本。 シェイクスピア初心者向けではなかった。取り敢えず読破。一通り作品に目を通していないと、内容がよく理解できない。 作品を読んでから、改めて読み返したい。

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ヤン・コット

1914‐2001年。ポーランド・ワルシャワ生まれ。ワルシャワ大学で法律を学び、卒業後パリに留学し、帰国後ナチ占領下でレジスタンス運動に身を投じる。戦後、演劇評論、文学研究、翻訳家として活躍。ワルシャワ大学教授、アメリカに移住後はイェール大学客員教授等を歴任した

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