感染源 防御不能のパンデミックを追う

ソニア シャー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562053711
ISBN 10 : 4562053712
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
357p;20

内容詳細

10億人規模、世界的不況を誘発するパンデミックがいつ起きてもおかしくない。コレラの歴史的道筋をたどり、世界の感染源にみずから足を運んだ気鋭の科学ジャーナリストが問う「感染症時代」

目次 : 序章 コレラの子―戻ってきた微生物/ 第1章 ジャンプ―ウェットマーケット、養豚場、南アジアの湿地で種の壁を越える/ 第2章 移動―運河、蒸気船、ジェット機で病原体が世界中に広まる/ 第3章 汚物―19世紀のニューヨーク市からポルトープランスのスラムや中国南部の工場式畜産農場まで、あふれる汚物/ 第4章 過密―世界的大都市での伝染病の増幅/ 第5章 腐敗―私益対公衆衛生、アーロン・バーとマンハッタン社はいかにしてニューヨーク市をコレラで汚染したか/ 第6章 非難―コレラ暴動、エイズの否認、反ワクチン運動/ 第7章 治療―ジョン・スノーの意見の圧殺と生物医学の限界/ 第8章 海の逆襲―コレラ・パラダイム/ 第9章 パンデミックの論理―太古のパンデミックの失われた歴史/ 第10章 次の伝染病を監視する―微生物の世界における私たちの立場を認識しなおす

【著者紹介】
ソニア シャー : 科学ジャーナリスト。邦訳もされた2010年の著書『人類五〇万年の闘い マラリア全史』は英国王立協会ウィントン科学図書賞を受賞した

上原ゆうこ : 神戸大学農学部卒業。農業関係の研究員を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • AICHAN さん

    図書館本。「多くの専門家が、コレラに似たパンデミックが迫っていると考えている。疫学者のラリー・ブリリアントの調査によれば、10億人が罹患し、最大1億6.500万人が死亡し、3兆ドルもの損害をもたらす可能性のある世界的不況を誘発するパンデミックが、今後2世代の間のどこかで発生すると、疫学者の90パーセントが述べている」…。この本はパンデミックを引き起こすメカニズムを解説し、コレラ菌に似た病原体がパンデミックを引き起こすとしたらという仮定に基づいてシミュレーションし、感染症時代に警鐘を鳴らす書である。

  • 色々甚平 さん

    パンデミックやアウトブレイクについての事例や原因についてが書かれている。中でも目からウロコだったものはダニから感染するものが森林破壊による動物の減少、そしてグルーミングによって潰されて数がある程度制限されていたダニが人里に降りてきて感染させる経路があることだった。日本でも年に数度警戒されることがあることなので、紹介されているアメリカでの事例を踏まえて考えることができる。

  • DEE さん

    病原菌の目線から、どのようにそしてなぜパンデミックが起こるのかが分かりやすく著されている。 コレラが大流行したのは人々の無知はもちろん、その時の時代背景なんかも大きく影響している。 重篤なコレラ患者は死体と区別がつかないため埋葬後に掘り返してみると、髪を掻きむしったり腕が曲がっていたりと、埋葬時にはまだ生きていた痕跡があったとか… 恐ろしい話だ。 今後もパンデミックの危険はある。その時にどれだけ適切な対応が取れるか。事の大きさを過小評価しないことが人命も経済的負担も結局は少なく済む。

  • GASHOW さん

    花粉症すら防げない人類が、それよりも300分の1のウイルスを防ぐのは無理がある。

  • くらーく さん

    この本はね、面白いですよ。感染症がなぜ起きるか、起きたらどうなるのか、起きた後どうなったか。まるで、推理小説のように引き込まれますよ。 それにしても、今の時代で良かったねえ。ほんの100年程前には公衆衛生が無かったに等しいのだから。あの、NYでさえ。そのNYで今回の新型コロナによる多数の死者。何だかなあ。人類は進化していないんじゃなかろうか。 それと、中国ね。欲をおさえろよと小一時間。

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ソニア シャー

気鋭の科学ジャーナリストで、多くの優れた書を著しているほか、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ウォールストリート・ジャーナル』紙など一流紙に寄稿し、また大学やテレビでの講演活動も積極的に行っている。TEDでの講演「Three Reasons We Still Haven’t Gotten Rid of

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