プーチンの世界 「皇帝」になった工作員

フィオナ・ヒル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105070113
ISBN 10 : 4105070118
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
522p;20

内容詳細

目次 : 第1部 工作員、現わる(プーチンとは何者なのか?/ ボリス・エリツィンと動乱時代/ 国家主義者/ 歴史家/ サバイバリスト/ アウトサイダー/ 自由経済主義者/ ケース・オフィサー/ システム)/ 第2部 工作員、始動(ステークホルダーたちの反乱/ プーチンの世界/ プーチンの「アメリカ教育」/ ロシア、復活/ 国外の工作員)

【著者紹介】
フィオナ・ヒル : 1965年生まれ。米ブルッキングス研究所/米国・欧州センターディレクター

クリフォード・G.ガディ : 1946年生まれ。米ブルッキングス研究所/シニア・フェロー

濱野大道 : 1978年生まれ。翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)大学院東南アジア言語文学(タイ文学)修士課程修了

千葉敏生 : 1979年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部数理科学科卒

畔蒜泰助 : 1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。モスクワ国立国際関係大学国際関係学部修士課程修了。2005年4月より東京財団研究員。2010年からヴァルダイ会議メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はるわか さん

    謎多き人。6つのペルソナ。@国家主義者(ロシアは常に強力な国家であらねばならない)、A歴史家(自身の運命がロシア国家の運命や過去と密接に結びついているという信念)、Bサバイバリスト(レニングラード包囲戦の家族史、ロシアの物資備蓄と財政備蓄(外貨準備)を重視)、Cアウトサイダー(知識階級でない庶民の出、アウトサイダーのみ仲間に)、D自由経済主義者(学位は国際貿易法、他人を信用しすぎるという自己分析、不信を根底としたシステム、石油と輸送の重要性)、Eケース・オフィサー(国民と一対一の対話を演出)。

  • ステビア さん

    2段組で500P、流石に読み応えがある。ロシアがプーチンのワンマン国家だというのがよくわかる。彼の引退後はどうなるのだろうか。

  • sakadonohito さん

    少し前の本。ここで述べられているのは2014年のクリミア奪取の件まで。だが現在のウクライナ戦争はその延長ということが感じ取れる。1.プーチンは目的を達成するために十分な準備をする。2.プーチンは目的を達成するためにどんな手も使う。3.ロシアは歴史的に勝つまで止めない、当然プーチンもその気質を持っている。4.プーチンは西欧+米国との考え方の違いをあまり理解していないし理解しようという気がない。5.国内の影響力のある人はだいたいプーチンに弱みを握られている。6.プーチン=株式会社ロシアのワンマンCEO。

  • ケニオミ さん

    今後の北方領土問題の帰趨を考えるために手にした本ですが、内容の充実さにグイグイと引き込まれてしまいました。帯の佐藤優氏のコメント「これからはこの本がプーチンロシアの教科書になる」というのは正解でしょう。内容ですが、プーチン氏を6つのペルソナを使って読み解こうとしています。説得力がありました。物事を戦術的に考え、ロシアの地位と守り抜くことを最優先に考えており、そのためにはいかなる手段も使うプーチン氏、侮れません。良きにせよ、悪しきにせよ、ロシアの地位死守のためには彼の存在は必要不可欠でしょう。

  • 紙狸 さん

    2016年刊行(原著は15年)。プーチンについて勉強しようと読んだ。2014年のクリミア併合で、プーチンという謎がクローズアップされたのだろう。プーチンが持つ6つの側面、「国家主義者」「歴史家」「サバイバリスト」「アウトサイダー」「自由経済主義者」「ケース・オフィサー」について詳細に記述する。最後のKGB工作員の側面はよく指摘される。「サバイバリスト」というう指摘が新鮮。「常に最悪の状況を予想し、準備を進める人」という意味だ。父親がレニングラード包囲を体験しており、プーチンの思考にも影響しているという。

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フィオナ・ヒル

1965年生まれ。米ブルッキングス研究所/米国・欧州センターディレクター

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