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ある小説家をめぐる一冊 富士見L文庫

栗原ちひろ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040721187
ISBN 10 : 4040721187
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
259p;15

内容詳細

「潮時、か」田中庸は電車の中で独りごちた。出版社で働き始めて6年目。大御所作家を怒らせ、スランプ中の若き女流作家・些々浦空野に担当替えとなったのだ。一度は編集者としての未来に見切りをつけようとした庸だが、空野のデビュー作に衝撃を受け、新作企画を持ちかける。しかし空野は“書いたことが現実になるため執筆できない”と言い出して…。そんなある日、庸は空野が描いた物語をなぞるように、奇妙な事件に巻き込まれる。若き小説家をめぐるビブリオ・ファンタジー、開幕!

【著者紹介】
栗原ちひろ : 東京出身。第3回角川ビーンズ小説大賞で優秀賞を受賞しデビュー。角川ビーンズ文庫を中心に、若年層向けハイファンタジーを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむー さん

    個々の描写などは悪くないのだけれど、全体としてはどこか噛み合わないちぐはぐな印象で惜しい。『もうすこしです』。書いたことが現実になる女性作家・些々浦(ささうら)空野の作品に惚れ込み、押しかけ担当となった編集者・田中の視点で物語は展開する。オカルトチック部分やコミカルなやりとりは好感触なのだが、田中の設定「やくざじみた強面」が作中では活かされず、ちょっと行き過ぎな世話好き好青年でしかなかったり、ゴシック調の表紙イラストがやはり作中の雰囲気にそぐわなかったり。全体に仕掛けや設定がバラバラに主張している感触。

  • 佐島楓 さん

    「書いたことが現実になる」力を持つ小説家と、その担当編集者の物語。幻想小説のような趣や、物語の中に没入するにつれ時間や現実を忘れてしまうあの感覚がよく伝わってきて、良いな、と思った。次回作も読んでみたい。

  • ダージリン さん

    編集者の田中さんが素敵過ぎる〜! 旅館の朝ご飯って(笑)。空野の小説世界に入り込んでしまう描写も良かった。でも現実に起こるのはちょっと怖い。田中さんと空野のコンビはとても好きなのでぜひ続きをお願いします♪ 冷静な田中さんを感情的にさせる大澤の存在も気になります。

  • getsuki さん

    書いたことが現実になる小説家・空野と彼女の担当編集者となった田中を軸に物語は進む。キャラ同士の掛け合いや関係性の絶妙さは従来と変わらず、そこに怪奇・幻想・文学と様々な要素が加わって不思議な世界が脳裏に浮かんできた。上手く感想が言えないのがもどかしいが、もう少しこの物語が読みたいと素直に思った。

  • tomosaku さん

    どうしても、小説家や本や図書館がモチーフと聞くと、気になってしまう傾向にあるワシがまんまと手に取ってしまった現代ファンタジー。小説に書いたことが現実になってしまう、ということを気にしている若き女性小説家と編集者がメイン。基本設定を含めて怪異な現象は起こっており、ファンタジーを醸しているのだが、今ひとつ「なぜ」が見えてこず、個人的にはその怪異要素が中途半端に感じてしまった。メイン二人のキャラ立ては良いので、設定と現象により深みを感じると、もっと面白く読めた気がする。

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人物・団体紹介

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栗原ちひろ

2005年、第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞作『オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う』でデビュー。ハイファンタジー、現代オカルトなどを多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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