LPレコード 輸入盤

平均律クラヴィーア曲集 全曲:スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ) (BOX仕様/6枚組/180グラム重量盤レコード)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88985362201
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


リヒテル/J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲(6LP)
リヒテルによる『平均律』全曲唯一のスタジオ録音
完全生産限定 180g重量盤


スヴィヤトスラフ・リヒテル[1915-1997]が残した録音は膨大な量に上りますが、その中でも最も人気があるのがこのバッハ『平均律』の全曲盤。1970年から1973年にかけて3年がかりで録音されたこの全曲盤は、ピアノによる『平均律』の決定盤として不動の評価を得てきました。特定のレパートリーを一定期間、集中的に取り上げる傾向があったリヒテルは、バッハの『平均律』の場合、1969年1月になってレニングラードで第1巻の全曲演奏(2日間に分けて12曲ずつ弾く)を行ない、以後1年を通じてパリ、モスクワ、トリノ、トゥール、ロカルノ、そしてイギリス各地のツアーなどで演奏しています。録音は翌1970年7月にザルツブルクで10日間の集中的なセッションを組んで行われました。第2巻を演奏会で取り上げたのは1973年の3月になってからで、ウィーンを皮切りに、ブダペスト、トゥルク、ヘルシンキ、パリ、メスレイ、インスブルック、アンスバッハなどで集中的に取り上げられています。第2巻の録音はその前年1972年8月から第1巻と同じくザルツブルクのセッションで開始され、初めて演奏会で取り上げる直前に持たれたセッションで完成されました。録音を手掛けたのはドイツ・オイロディスクのフリッツ・ガンス(プロデューサー)、ホルスト・リントナー(エンジニア)で、LP時代初期からドイツ・エレクトローラで幾多の名盤を生み出してきた名コンビです。
 リヒテルによる『平均律』では、1962年録音の5曲の抜粋(ドイツ・グラモフォン)があるほか、1969年4月のモスクワでの第1巻全曲、1973年のブダペストでの第2巻抜粋、1973年7月のインスブルックでの全曲ライヴが残されていますが、当アルバムはリヒテルにとって唯一の『平均律』全曲のスタジオ録音となるものです。
 この有名な録音は、オイロディスク(西ドイツ)のほか、世界各地でシャン・デュ・モンド(フランス)、EMIおよびオリンピア(イギリス)、ミュージカル・ヘリテイジ・ソサエティ(アメリカ)、エテルナ(東独)、リコルディ(イタリア)など多様なレーベルから発売されていることでも知られています。日本でも新世界レコードから1972年と1974年に第1巻、第2巻に分けて発売され、さらに日本ビクターのメロディア・レーベルから発売されました。また2002年と2012年にはBMGジャパンおよびソニー・ミュージックジャパンのイニシアチヴでオイロディスクのオリジナル音源から新たなリマスタリングが行なわれています。
 今回のLP化に当たっては、2009年にドイツ・ソニーでソノプレスのエンジニア高橋幸夫氏によってリマスターされた音源(このリマスター音源は国内盤では未紹介)をもとに、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量盤プレスが採用され、LP6枚12面に余裕を持ってカッティングされています。
 初出ドイツ・オイロディスク盤LPのオリジナル・ジャケット・デザイン使用。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻


Disc1
A1. 前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.846
A2. 前奏曲とフーガ第2番ハ短調BVW847
A3. 前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調 BWV.848
A4. 前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849
A5. 前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV.850
B1. 前奏曲とフーガ第6番ニ短調 BWV.851
B2. 前奏曲とフーガ第7番変ホ長調 BWV.852
B3. 前奏曲とフーガ第8番変ホ短調 BWV.853
B4. 前奏曲とフーガ第9番ホ長調 BWV.854
Disc2
A1. 前奏曲とフーガ第10番ホ短調 BWV.855
A2. 前奏曲とフーガ第11番ヘ長調 BWV.856
A3. 前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV.857
A4. 前奏曲とフーガ第13番嬰へ長調 BWV.858
A5. 前奏曲とフーガ第14番嬰へ短調 BWV.859
B1. 前奏曲とフーガ第15番ト長調 BWV.860
B2. 前奏曲とフーガ第16番ト短調 BWV.861
B3. 前奏曲とフーガ第17番変イ長調 BWV.862
B4. 前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.863
B5. 前奏曲とフーガ第19番イ長調 BWV.864
B6. 前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV.866
Disc3
A1. 前奏曲とフーガ第22番変ロ短調 BWV.867
A2. 前奏曲とフーガ第23番ロ長調 BWV.868
A3. 前奏曲とフーガ第23番ロ長調 BWV.868
A4. 前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869

● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻

B1. 前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.870
B2. 前奏曲とフーガ第2番ハ短調 BWV.871
B3. 前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調 BWV.872
B4. 前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.873
B5. 前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV.874
Disc4
A1. 前奏曲とフーガ第6番ニ短調 BWV.875
A2. 前奏曲とフーガ第7番変ホ長調 BWV.876
A3. 前奏曲とフーガ第8番変ホ短調 BWV.877
A4. 前奏曲とフーガ第9番ホ長調 BWV.878
B1. 前奏曲とフーガ第10番ホ短調 BWV.879
B2. 前奏曲とフーガ第11番ヘ長調 BWV.880
B3. 前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV.881
B4. 前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.882
Disc5
A1. 前奏曲とフーガ第14番ヘ短調 BWV.883
A2. 前奏曲とフーガ第15番ト長調短調 BWV.884
A3. 前奏曲とフーガ第16番ト短調 BWV.885
B1. 前奏曲とフーガ第17番変イ長調 BWV.886
B2. 前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.887
Disc6
A1. 前奏曲とフーガ第19番イ長調 BWV.888
A2. 前奏曲とフーガ第20番イ短調 BWV.889
A3. 前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV.890
B1. 前奏曲とフーガ第22番変ロ短調 BWV.891
B2. 前奏曲とフーガ第23番ロ長調 BWV.892
B3. 前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.893

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

【第1巻】
 録音時期:1970年7月21-31日
 録音場所:ザルツブルク、クレスハイム宮およびエリーザベト教会

【第2巻】
 録音時期:1972年8月29日〜9月6日、1973年2月24日〜3月8日
 録音場所:ザルツブルク、クレスハイム宮およびウィーン、ポリヒムニア・スタジオ

 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 プロデューサー:フリッツ・ガンス
 ミュージカル・スーパーヴァイザー:オスカー・ヴァルデック
 エンジニア:ホルスト・リントナー

 オリジナル・マスター・トランスファー6デジタル・リマスタリング:高橋幸夫(ドイツ・ソノプレス社)
 LP製造:ドイツ、オプティマル・メディア
 180グラム重量盤

総合評価

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4.5

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数多くの録音、名盤があるバッハの平均律ク...

投稿日:2021/03/14 (日)

数多くの録音、名盤があるバッハの平均律クラヴィーア曲集全曲の中で私が最も好きなアルバムです。バッハの解釈は多くの人の意見が分かれると思いますが、リヒテルのバッハはとにかく綺麗で美しい。レガートがやや多め?の浪漫的な演奏は私の理想とぴったりです。私にとっては平均律の聖書です。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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LP盤の音質についてです。高価な重量盤レ...

投稿日:2020/05/28 (木)

LP盤の音質についてです。高価な重量盤レコードで音質改善に期待しましたが、いまひとつ。レコードは再生環境でだいぶ印象が変わってきますが、それでも何度聴いてみても首をかしげます。ぜひ他の方の意見をうかがいたいところです。 本LPの音は太く、よく言えば柔らかいですが、悪く言えば茫洋とも言えます。日本ビクターのLPと比べると、ビクター盤はピアノの音はよく言えば粒立ちをとらえており、悪く言えば細い。ビクター盤はバックグランドのノイズもよく聴こえ、それゆえに臨場感があります。今回の重量盤レコードにないのはこの臨場感で、バックグランドノイズも取り除いていると思われます。ピアノの音にクローズアップした太い音は「アナログ的」とも言えるかもしれませんが、日本ビクターのLPの方が個人的にはずっと音楽に浸れるし自然な音で、リヒテルの息遣いにも触れられます。

ぽんちゃん さん | 静岡県 | 不明

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世評の高い演奏なのはよく知っています。 ...

投稿日:2020/02/29 (土)

世評の高い演奏なのはよく知っています。 落ち着いた気持ちで聴くことができる好演だと思います。 しかし、演奏のレビューをさせていただく前に、このモヤモヤとして雲の間から聞こえてくるようなくぐもった録音では、私のような素人には、? としか言えないものでした。 これはメロディア系のリヒテルのスタジオ録音に共通して言える事です。 同じロシア人演奏家のメロディア録音ではニコラエワのデジタル録音が素晴らしい音質で残されているので、残念な限りです。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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