モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 ファジル・サイ(6CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564694206
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ファジル・サイ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(6CD)

大胆な表現で人気のピアニスト、ファジル・サイが、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集をセッション録音で完成。モーツァルトの生地ザルツブルクのモーツァルテウムで、3年がかりでじっくり取り組まれたこの全集は、作品の調性ごとにグルーピングし、モーツァルトの創作手法と調性の関係について考えさせるという点でも注目されます。
 1997年に録音されたモーツァルト・アルバムでは装飾音を駆使した『トルコ行進曲』で話題となりましたが、それから長い年月と経験の蓄積を経たファジル・サイが示すモーツァルト演奏にはさらなる面白さが秘められていそうです。(HMV)

【収録情報】
モーツァルト
Disc1
● ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331
● ピアノ・ソナタ第9番イ短調K.310

Disc2
● ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
● ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
● ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
● ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279

Disc3
● ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
● ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
● ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K.533

Disc4
● ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
● ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
● ピアノ・ソナタ第8番ニ長調 K.311

Disc5
● ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
● ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
● ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570

Disc6
● 幻想曲 ハ短調 K.475
● ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
● ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
● ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283

 ファジル・サイ(ピアノ)

 録音時期:2013年、2014年、2015年
 録音場所:ザルツブルク、モーツァルテウム
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Piano Sonata No. 11 in A Major, K. 331, "Alla Turca": I. Andante grazioso
  • 02. Piano Sonata No. 11 in A Major, K. 331, "Alla Turca": II. Menuetto - Trio
  • 03. Piano Sonata No. 11 in A Major, K. 331, "Alla Turca": III. Alla Turca - Allegretto
  • 04. Piano Sonata No. 9 in A Minor, K. 310: I. Allegro con spirito
  • 05. Piano Sonata No. 9 in A Minor, K. 310: II. Andante cantabile con espressione
  • 06. Piano Sonata No. 9 in A Minor, K. 310: III. Presto

ディスク   2

  • 01. Piano Sonata No. 10 in C Major, K. 330: I. Allegro moderato
  • 02. Piano Sonata No. 10 in C Major, K. 330: II. Andante Cantabile
  • 03. Piano Sonata No. 10 in C Major, K. 330: III. Allegretto
  • 04. Piano Sonata No. 16 in C Major, K. 545: I. Allegro
  • 05. Piano Sonata No. 16 in C Major, K. 545: II. Andante
  • 06. Piano Sonata No. 16 in C Major, K. 545: III. Rondo - Allegretto
  • 07. Piano Sonata No. 7 in C Major, K. 309: I. Allegro con spirito
  • 08. Piano Sonata No. 7 in C Major, K. 309: II. Andante un poco adagio
  • 09. Piano Sonata No. 7 in C Major, K. 309: III. Rondo - Allegretto grazioso
  • 10. Piano Sonata No. 1 in C Major, K. 279: I. Allegro
  • 11. Piano Sonata No. 1 in C Major, K. 279: II. Andante
  • 12. Piano Sonata No. 1 in C Major, K. 279: III. Allegro

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近年のモーツァルト・ピアノソナタ全集では...

投稿日:2017/01/04 (水)

近年のモーツァルト・ピアノソナタ全集ではメジューエワの手堅いなかに細やかな気配りを盛り込んだ演奏、アムランの洒脱で明晰な演奏などが印象的だったが(後者はまだ未完結)、これは独創的な創意、周到さの両面で断然光る素晴らしい全集。政権そのものは世俗主義をとるものの民衆レベルではイスラム原理主義の圧力が強いトルコでクラシック音楽の作曲家・演奏家として暮らしてゆくのはなかなか大変なようだが、サイ自身にとってもこれまでの活動の集大成となるような録音だろう。1997年に世に出た彼の事実上のデビュー録音で弾かれていた3曲を比べてみると、前のように無闇に装飾音を入れることはなくなり、旋律装飾も穏健でセンスのよいものになったが、解釈の骨格は全く変わっていないとも言える。たとえばイ長調K.331の第1楽章では短調変奏(第3変奏)で突然速い、アクセントの強い演奏になると次の第4変奏では遅くなるという独特の譜読みを見せるが(譜面上ではテンポ変化の指示なし)、前回録音と同じだ。彼自身の代名詞とも言える「トルコ行進曲」も前回同様、打楽器的な表情を持つ快速演奏。 調別に6枚のCDに分け、すべての曲に演奏者自身がコメントとニックネームを付けているのもユニーク。安易なニックネーム付けは御免被りたいところだが、サイの場合は演奏もコメントも面白いので、許せてしまう。イ短調K.310はかなりテンポが速いが(終楽章はさほどでもない)、激烈というよりは静かな悲しみをたたえた音楽になっていて、サイのつけたニックネームは「シューベルト」。冒頭のアポジャトゥーラを重く扱わないのは近年の解釈通り。もちろんピリオド・スタイルは十分に参照されていて、各曲とも緩徐楽章はテンポ速めだが、ハ短調K.457は速めの緩徐楽章の両端が遅いアレグロで、すこぶる濃密な表情を見せる。ニックネームは「魔王」。ゲーテの詩の三人の登場人物、子供、父親、魔王がこのソナタの楽想で表現されているのだという。なお、このセットでは演奏者の鼻唄、あるいは唸り声がそれなりの音量で(グレン・グールド程度)録音されている。演奏雑音を気にされる方は注意されたい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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