完本 百鬼夜行 陰 講談社ノベルス

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062990806
ISBN 10 : 4062990806
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
464p;18

内容詳細

揺るぎ無いはずの「日常」が乱れる時、人は心の奥に潜む「闇」と直面する。意識の底に産まれた「妖怪」が精神を喰らう。女の手を忌む教師。十糎ほどの小さな女を幻視する病気がちの女。自分を覗く視線に恐怖する職人。煙に憑かれた火消し。海を厭う私小説作家。人が出合う「恐怖」の形を多様に描き出す怪異譚―。

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年北海道生まれ。’94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。’96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞受賞。この二作を含む「百鬼夜行シリーズ」で人気を博す。’97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、’04年『後巷説百物語』で直木賞、’11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、’16年「えほん遠野物語」シリーズなど遠野の文化への多大な寄与により遠野文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    日常が壊れた瞬間に見える「闇」を描き出していると思います。妖怪に心奪われ、そのような存在になっているのが、人の出会う「恐怖」なのかもしれません。怪異の世界を美しく、日の当たらない暗さの中に灯した短編集だと思います。

  • ソラ さん

    こちらもサイドストーリー集。あぁ、あの話だなとすぐに分かるのもあれば良くわからないのもあったけれど、つまりはいつもの百鬼夜行シリーズだなぁという感じ。だけど、百鬼夜行シリーズだと思わなければ正直微妙だなぁとか思ったり。

  • テツ さん

    京極堂シリーズに登場したキャラクターたちのサブストーリー。彼ら彼女らに寄り添い脅かす怪異の数々により陰鬱な物語が広がる。本編の裏側、メインストーリーとは関わりがない時間軸では、中禅寺が落とさず、榎木津が破壊しないような場所では、様々な人間が禍事に飲み込まれ破滅しているんだよな。最期の『川赤子』だけは主人公が関口ということもあり直接的な破滅は訪れないがここから『姑獲鳥の夏』の冒頭に繋がると思うとなあ。読後にわりと気分は沈みつつも本編を読み返したくなる良いスピンオフ作品です。

  • 空猫 さん

    図書館。戦後直後の京極堂の世界に住んでいる人たちのサイドストーリーであり,語り伝えられてきた“妖怪”のごとき存在に心惑わされたり,当人がそうした存在に変化してしまったりしたお話がならぶ。結末はあるが,推理小説ではない(本篇の京極堂シリーズだって推理小説なのかという議論もあるけれど)。そして,怪奇を扱うが,ホラー小説でもない。しかし払えない・祓え切れない薄闇がつきまとう魑魅魍魎が傍にいる不気味。行き場をなくして内心を掘り下げ尽くした人間たちが,己のなかに開いた深淵に落ち込んでいく物語。

  • chatnoir さん

    うっひ〜。この人の本は厚いよね。ちょっとレトロな時代背景で、人間なんだろうけど、妖怪に取り憑かれたような、人間性が妖怪じみたようなお話の集まりで、嫌な汗をかく感じ。面白いけど、疲れた。

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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