CD 輸入盤

And To The Republic

Eric Lewis (Jazz)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSC1460
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ロック・ジャズを標榜し、2010年辺り、アルバム・リリースとライヴと、そのパフォーマンスがオーディエンスを驚かせたELEWこと、エリック・ルイスの最新作。

立ってピアノに向かった写真をジャケにしたCD は、ポーズかと思えばそうではなく、ブルーノート東京を舞台にしても、真ん中にステージをセッティング。響板を外したピアノに椅子も置かず、立って向かってのパフォーマンスは見た目も斬新なら、演奏曲目も、ニルヴァーナやマイケル・ジャクソンから、ブレイキング・ベンジャミン、ザ・ナイフ、キル・ハンナといったマニアックなところまでカバー。話題をさらいました。

一方、経歴をたどれば、エリック・ルイスは1999年セロニアス・モンク・インターナショナル・ピアノ・コンペティションの優勝者。ウィントン・マルサリス、エルヴィン・ジョーンズといったスターのバンドで活躍しながら、ジャズの世界に落胆し、ジャズ・ロックを標榜した人。

そのルイスが、ジャズ回帰した作品をSunnysideからリリースする運びになりました。ドラムには、エルヴィン・ジョーンズの正統的後継ともいえるあのジェフ・ワッツ、ベースには、ウィントン・マルサリスのバンドを陰で支えるレジナルド・ヴィールといった面々。

演奏曲目を見ても「オーネット」、「モンク」、「トーンズ・フォー・エルヴィン・ジョーンズ」、そして「マイ・フェイヴァリット・シングス」といわゆるジャズを強く意識させる楽曲が並びます。演奏を聴いても、オープニングからスウィング感を感じさせるリズム、またジャズの故郷、ニューオリンズの香りを感じさせる演奏もチラホラと見えます。

スウィング感と、奇妙な不協和音を取り入れた「モンク」は確かにセロニアス・モンクのそれであり、リスペクトも見えます。しかし世間を、世界をあっと言わせた反骨精神が即消えるわけはありません。シェイクスピアのシーザーの一節をフィーチャーしたトラックあり、インストの演奏も、かつての暴れん坊ぶりも見え隠れ。ユニークさは消えません。

さて、これからどちらの方向に向かうのか、その分岐点にたったアーティストの個性的な一枚です。

Eric Lewis (p)
Reginald Veal (b)
Jeff "Tain"Watts (ds)
Harry Lennix (Oration on M8)

収録曲   

  • 01. Medicine Man
  • 02. Ornette
  • 03. Lil Luba
  • 04. Tones For Elvin Jon
  • 05. Heart Beats(The Knife)
  • 06. Quirkwork
  • 07. Jamica Girl
  • 08. And to the Republic: Act 3, Scene2 of Shakespeare's Julius Caesar
  • 09. Monk
  • 10. My Favorite Things
  • 11. The Philly Groove

ユーザーレビュー

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