発掘!明治初頭の列車時刻 鉄道黎明期の『時刻表』空白の20余年 交通新聞社新書

曽田英夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784330694160
ISBN 10 : 4330694166
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
223p;18

内容詳細

我が国最初の月刊時刻表は明治27(1894)年10月5日に、東京・京橋の庚寅新誌社から発行された。つまり、明治5年(1872)年旧暦9月12日の鉄道開業後22年間は一般に販売される時刻表の発行はなかった。本書では、この鉄道黎明期の『時刻表』空白期間の歴史を明らかにすべく、種々の資料を探し出して体系化し、現代の様式に似せて時刻表を再現することにより、当時の鉄道の運転・運輸の状況を明らかにしようと試みる。

目次 : 第1章 汽笛一声新橋を(新橋〜品川〜横浜間)(品川〜横浜間の仮開業―鉄道が初めて走った/ 新橋〜横浜間の開業―開業式挙行さる ほか)/ 第2章 関西にも鉄道が創業する(神戸〜大阪〜京都〜大津間、長浜〜敦賀間)(大阪〜神戸間の開業―8往復の列車が走る/ 大阪〜向日町間の開業―大阪から京都へ向かう ほか)/ 第3章 東海道線の全通(長浜〜加納間の開業―長浜が東への起点/ 太湖汽船による大津〜長浜間の航路―琵琶湖は船で ほか)/ 第4章 東海道線全通後から『時刻表』創刊まで(東海道線全通後の時刻改正―明治24年1月12日時刻改正/ 明治25年4月16日の時刻改正 ほか)

【著者紹介】
曽田英夫 : 昭和23年(1948)年、京都生まれ。関西学院大学経済学部卒業。鉄道運転運輸史研究家。鉄道史学会会員、交通権学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ココアにんにく さん

    明治の鉄道開通は教科書の絵ぐらいしか知らなかった。正式開業日のお召列車に明治天皇以下西郷、大隈、板垣という豪華メンバーが乗車していた。鉄道に乗る西郷どんを想像した。初期の乗客の「もう着いたの?」の反応も興味深い。「決して覗いてはいけません」と精密ダイヤを作る英国人の話、小用がガマンできず罰金刑になった話など面白い。地元関西では芦屋川の天井川トンネル、武庫川淀川の橋の歴史の古さを知った。長浜の役割の大きさも。東海道全通時、新橋〜神戸が日本初の夜行で20時間!鉄分補給どころか鉄分過多になりそう。

  • やまほら さん

    市販の時刻表が出版される以前の列車時刻を、公的文書等から集めたもの。短距離列車に関する書籍や記事は珍しく、興味深かったが、どうしても駅名と時刻の羅列になるので、読み物としては難しいところ。あと、私鉄について全く触れられていないのは不思議。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

曽田英夫

昭和23年(1948)年、京都生まれ。関西学院大学経済学部卒業。鉄道運転運輸史研究家。鉄道史学会会員、交通権学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品