我が愛する詩人の伝記 講談社文芸文庫

室生犀星

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062903189
ISBN 10 : 4062903180
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
288p;16

内容詳細

藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった詩人の生身の姿とその芸術家の魂を優しく照射し、今なお深く胸を打つ、毎日出版文化賞の名作。

目次 : 北原白秋/ 高村光太郎/ 萩原朔太郎/ 釈迢空/ 堀辰雄/ 立原道造/ 津村信夫/ 山村暮鳥/ 百田宗治/ 千家元麿/ 島崎藤村

【著者紹介】
室生犀星 : 1889・8・1〜1962・3・26。詩人・小説家。石川県生まれ。本名・照道。不義の子として、生後すぐに貰い子に出される。12歳で金沢高等小学校を中退。地方裁判所の給仕をしながら俳句を学び詩作を始める。1910年、志を抱いて上京。以後、生活苦から帰郷と上京をくりかえすが、萩原朔太郎、山村暮鳥らと知り合い、16年詩誌「感情」を創刊。18年『愛の詩集』『抒情小曲集』を出版、詩壇に新風を起こす。19年自伝的小説『幼年時代』『性に眼覚める頃』を発表して一躍小説家としても認められる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mm さん

    藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎、釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造の犀星視点の伝記。犀星が親交のあった詩人たちとの行き来とかやりとりを思い出しながら、改めて詩を見直し、そして新たに彼らと出会い直したのかなぁという感じ。自分の師匠のような白秋への憧れの思い、同士的朔太郎への嫉妬も混じった思い、若くして亡くなった後輩達への優しさもジワっと伝わってくる。解説の鹿島茂さん曰く、「他人の言葉」でしかない言葉を使って自分の言葉を作る方法を命がけで模索しようとした時、詩人というものが生まれる。

  • 冬見 さん

    北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、釈迢空、堀辰雄、立原道造、津村信夫、山村暮鳥、百田宗治、千家元麿、島崎藤村……親交のあった11人の詩人を語る。ますます堀を好きになった。彼は本当にいろんな人に愛されている。他の詩人の話をしていても、ふとした瞬間に朔太郎の姿がちらつくのが微笑ましい。彼らの詩の本質あらわしながら彼らの人生と思い出を回顧し懐かしむ、詩人への愛を感じさせる一冊。解説の「他人の言葉」のくだりがとても分かる。ここで立ち止まったままの自分は、到底詩人と呼べないけれど。飢える勇気が自分にはあるだろうか。

  • かふ さん

    近代詩の中心的人物の室生犀星が出会った詩人たちのエピソード集。ただの伝記集ではないのは、詩作のこぼれ話も含んでいるので、当時の詩人たちの詩に対する熱意や関係性も伺えて面白い。室生犀星は何よりも日本の近代詩の頂点という朔太郎との義兄弟的雰囲気があったようで、あの時代の『仁義なき闘い』で言えば、菅原文太の一匹狼に対する梅宮辰夫のポジションかな。詩人の想い出と共に詩が掲載されているのがいい。それも室生犀星好みの詩なのだろうか?

  • きゆー さん

    室生犀星が詩友たちの思い出を交えて綴る伝記集。北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、釈迢空、堀辰雄、立原道造、津村信夫、山村暮鳥、百田宗治、千家元麿、島崎藤村。同じく詩人(小説家)である犀星自身の言葉で語られる1人の人間としての詩人たちの姿はより身近なものに感じられた。犀星の的確な人物評のおかげで伝記としても面白いが、遺された犀星の物語としても読むこともできる。堀辰雄、立原、津村の話が好き。関係ないけど詩人には美青年が多いんだなと思った。

  • ようこ さん

    萩原朔太郎の記述を目当てに読みました。詩人の方は皆個性が強いようですが、1番びっくりしたのは折口信夫です。切ない。この時代の人間は、どの世界にいても戦争から逃れられなかったんだな。

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