伝説の都 嵐の王 3 創元推理文庫

カイ・マイヤー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488554057
ISBN 10 : 4488554059
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
446p;15

内容詳細

絨緞乗りターリク、太守の娘サバテアらは、失われた第三の願いが見つかるという、伝説の都スカラバプールを目指す。困難を極めた道のりの末に、伝説の都にたどり着いた一行らを待つのは? 一方ターリクの弟ジュニスは、兄との再会も束の間、嵐の王のもとからさらわれた童子を取りもどすために、魔人の巣窟に向かっていた。バグダッドの都に迫る魔人の大軍団。人間は魔人に征服されてしまうのか? ドイツ・ファンタジー三部作完結。


【著者紹介】
カイ・マイヤー著 : 1969年ドイツ、リューベック生まれ。大学で映画、演劇、哲学を学び、ジャーナリストを経て作家に。1993年Der Kreuzwortr¨atsel‐M¨orderでデビュー。ドイツの伝承を題材にした怪奇幻想文学で知られるようになる。その後ファンタジー系の児童文学を相次いで発表。現在はドイツ中部のラインラント在住

酒寄進一 : ドイツ文学翻訳家

遠山明子 : ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 星落秋風五丈原 さん

    表紙のシーンはカッコいいです!峰不二子ちゃんポジションで登場したサバテアが、出生の秘密が明らかになったり愛する人を救おうと必死になっていくうちにどんどん正当ヒロインっぽくなっていきます。ガラスの塊が沙漠を浮上していく姿や鳥人ロックが登場するシーンは沙漠のない国ドイツのアラビアンへの憧れを感じました。ターリクの内にある存在との葛藤はわかりやすい善と悪の葛藤ですね。葛藤しまくる登場人物の思考パターンは基本西欧。多分アラビアンはもうちょっと適当な気が。だって風吹いたら地形が変わっちゃう土地に住んでるんですよ。

  • みろ さん

    砂漠の果てにあるガラスの大地、その下を動く巨大な影、翼を失った伝説の鳥人、人の願いをかなえる力の暴走などなど、独特な作者さんのイマジネーションがすごすぎて、これを翻訳するのは本当に難しかっただろうな。創られた世界を独立させた『第三の願い』の力の元はどこからきたのか、魔人達の行方とかいくつか気になることはあるけど、空飛ぶ絨毯の冒険はここまで。

  • まさ公 さん

    みんなボロボロになりながらも、よく頑張った。 ターリクかサバテアが玉座に座って願いを言ってほしかったな。 なかなか読みごたえがありました。

  • 渡邊利道 さん

    三部作完結編。物語がどんどん進み、やや駆け足で説明的に真相が明かされていくのがものたりないと言えばいえるが、映像が浮かぶ派手なクライマックスで充実感のある展開だった。もっとも、きれいな大団円はどこかまとまりがよすぎてそうか私はファンタジーのよい読者ではないのだなという気もした。しかし魔術師の娘が蘇る場面はかっこよかった。

  • Nobuさん さん

    空飛ぶ魔法の絨毯を飛ばすことだけは誰よりも上手い主人公ターリクが、己の血で瞬時に人を殺せる美女や、人の世界に全面攻撃を仕掛ける魔人群、体に竜巻をまとって敵を粉々にする嵐の王たち、願いをなんでもかなえるはずだけど力を失ったイフリート、世界の創生にもかかわる最強の魔術師などと、敵味方相交じり誰もが己の願いを叶えるための争いに巻き込まれるストーリー。物語を読んで、誰が勝つかわからないバトルロイヤルの展開も興奮ですが、「勝利」とは、誰かを負かすことではなく自分や誰かを生かすことじゃないのか、と思わせる作品でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品