70年代、80年代、プロへの登龍門と呼ばれたポプコンの本選会や地方予選で大きな注目を浴びたNSP、高木麻早、八神純子、門あさ美、相曽晴日の初々しくも鮮烈なファースト・アルバムを高音質CDの中でも定評のある『Blu-spec CD2』にリニューアルして新発売。
ポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)は、「音楽の歓びは自分で創り、歌い、そして楽しむことにある」というヤマハの『歌ごころ運動』の一環として1969年から1986年まで合計32回に渡って開催され、コマーシャリズムに毒されない新鮮でユニークな曲が生まれるアマチュアコンテストとして幅広く若者達の間に浸透。中島みゆき、八神純子など日本のポピュラー音楽界に多くの優れたシンガー・ソングライターを送り出し、フォーク&ニューミュージックの最先端のオーディションイベントとして長く音楽シーンを牽引しました。
相曽晴日は、第19回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会において「トワイライト」、第20回同コンテストにおいて「コーヒーハウスにて」がそれぞれ入賞。そして第22回の同コンテストで「舞」で優秀曲賞を受賞。1982年に受賞曲3曲を含むファースト・アルバム『トワイライトの風』を発売。
青春の日々を映し出す思い出の楽曲達が『Blu-spec CD2』によってより鮮明に甦ります。
ヤマハの“ポプコン”で入賞した女性SSW、相曽晴日が82年に発表したファースト・アルバム。ピアノの響きと微妙に淋しげな透明感のある彼女のヴォーカルが、くすぐったい青春の思い出を呼び起こす。メディア向きの派手さはないが、ライヴでしんみりさせる情感がそこにはある。(民)(CDジャーナル データベースより)