LPレコード 輸入盤

交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」:ニコラウス・アーノンクール指揮&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス (3枚組/180グラム重量盤レコード)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88843026351
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


モーツァルト:後期三大交響曲(3LP)
アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
完全生産限定 180g重量盤


アーノンクールの追悼企画として、180グラム重量盤でモーツァルト:後期三大交響曲が登場。ソニー・クラシカルからアーノンクールのLPが発売されるのは今回が初めて。
 ベルリン・フィル・レーベルのLP制作なども手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量盤。それぞれの交響曲がLP両面に余裕を持ってカッティングされています。

【アーノンクール久々の再録音】
アーノンクールは1980年代前半にこれら3曲をコンセルトヘボウ管弦楽団とセッション録音し、1991年には、ウィーンのムジークフェラインザールで催されたモーツァルト没後200周年記念演奏会でもこの3曲をとりあげてライヴ録音しています。
今回の録音はそれから20年以上を経てのもので、長年に渡って良好な関係を築きあげてきたピリオド楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を起用することで、細部まで徹底的にアーノンクール流の演奏を展開することに成功しています。
録音会場は前回と同じく音響抜群のムジークフェラインザールですが、今回は楽器も違いますし、また、アーノンクールの解釈がさらに大胆なものになったということで、細部に至るまで克明なコントラストで仕上げて解像感を上げ、さらにアクセントやアーティキュレーションにもこれまで以上に工夫が凝らされた結果、ときには冗長に感じられる反復の実施にも説得力がともない、モーツァルト渾身作のスケールの大きさが際立つ結果となっています。(HMV)

【主な特徴】
交響曲第39番
第1楽章の序奏部を通常よりも急速なテンポに設定してフランス風序曲の特徴である付点リズムを強調し、後ろ髪引かれるような主部との対比を明確化。メヌエットのテンポも超快速。

1980 11:16+7:32+3:21+8:02=30:10 コンセルトヘボウ管
1991 10:45+8:35+4:05+7:59=31:23 ヨーロッパ室内管
2013 10:43+7:37+3:52+8:22=30:31 コンツェントゥス・ムジクス

交響曲第40番
第1楽章の最初のフォルテを裏打ちするホルンの強奏、快速なメヌエット。第4楽章ではゆっくり目のテンポ設定でリズミカルな要素を強調、アーノンクール演奏のトレードマークとでもいうべき展開部冒頭の大胆なまでのアゴーギクが耳に残ります。

1983 6:44+12:56+3:49+10:02=32:58 コンセルトヘボウ管
1991 7:43+13:14+4:38+10:46=36:19 ヨーロッパ室内管
2012 7:28+12:09+4:20+10:37=34:32 コンツェントゥス・ムジクス

交響曲第41番
第1楽章第1主題のフォルテとピアノの明確な対比、ブレンド感を保ちながらのトランペットとティンパニの強奏も効果的で、雄大なスケールでクレッシェンドする手の込んだ手法が圧倒的な効果をもたらしています。
第2楽章は今回のアーノンクールの演奏でテンポ設定が大きく変わった部分で、これまでの演奏より約2分も時間が短縮されています。この楽章ならではのたゆたうような雰囲気は保ちながら、リズミカルにメリハリを付けることにより、モーツァルトが豊富な楽想を投入した音楽の変化に富む面白さを巧みに引きだしています。
第3楽章メヌエットは強いアクセントにより雄々しさを強調、通常のテンポにより諸動機を克明に印象づけ、中間部での第4楽章の予告と第1楽章小結尾主題の変容回想を際立たせています。
第4楽章では、絶妙なリズムと強いアクセントによって決然とした壮大な演奏を展開、強弱の巧みなコントロールにより、エネルギッシュな対位法表現の凄みを際立たせています。特にコーダでの豪壮なフーガの迫力には素晴らしいものがありました。

1982 13:24+11:38+5:18+11:16=41:34 コンセルトヘボウ管
1991 12:40+11:20+5:48+11:02=40:50 ヨーロッパ室内管
2013 13:01+ 9:31+5:15+11:39=39:24 コンツェントゥス・ムジクス

【収録情報】
Disc1

● モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543

Disc2
● モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550

Disc3
● モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2013年10月12-14日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 プロデューサー:マルティン・ザウアー
 レコーディング・エンジニア:ミヒャエル・ブラマン
 LPプレス:独オプティマル・メディア

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
7
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ヨーロッパ室内管弦楽団との演奏はモダン楽...

投稿日:2021/07/30 (金)

ヨーロッパ室内管弦楽団との演奏はモダン楽器だからなのか意外にも颯爽としていてそれはそれで好きなんですが、これはアーノンクールの本領発揮といったところでしょうか、クドさが全開ですね(笑)でも、迫力満点でとても面白いです。ジャケットもそのままで良いです。

マルモ さん | 千葉県 | 不明

1
★
★
★
★
★
大変刺激的でおもしろい演奏です。アクセン...

投稿日:2016/01/11 (月)

大変刺激的でおもしろい演奏です。アクセントが古楽器により強調されているので、すごく弾んでいる演奏と聞きました。モーツァルトが存命の頃は、小さな演奏会場で、この様な感じで楽しんでいたのでしょうね。なお、刺激が強すぎて、スィットナーの「コジ・ファン・トッテ」で口直ししています。

RN さん | 東京都 | 不明

2
★
★
★
★
★
モーツァルトの交響曲を古楽器で演奏してる...

投稿日:2015/06/19 (金)

モーツァルトの交響曲を古楽器で演奏してるものは多くホグウッドが全曲を録音しピノックやコープマン(全曲演奏してるが抜粋収録CD)ガーディナーやブリュッヘンといった古楽演奏が占めてる中アーノンクールだけモダン演奏でそれは大変素晴しいものでしたが古楽のパイオニアであるアーノンクールがなぜ手兵のコンツェントゥスムジクスで収録していなかったのが不思議であった。演奏会では何度も演奏されてたが収録まで至ってなかったが今回のCDを聴いてアーノンクールの研ぎ澄まされたモーツァルトの音楽の修辞学を音の一つ一つから語られていくこの時間こそ 今のアーノンクールの前面投影を表した意思を受け止める事ができ改めて巨匠の力を思い知った感がしました。それにしてもジュピターの最初の不協和音のティンパニからモーツァルトの素晴しさを再認識しました。自分は初期のブリュッヘン盤が一番だと思いましたが同格だと思います。

9191 さん | 東京都 | 不明

7

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

プロフィール詳細へ

モーツァルト(1756-1791)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品