チェロと宮沢賢治 ゴーシュ余聞 岩波現代文庫

横田庄一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006022761
ISBN 10 : 400602276X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

熱烈な音楽好きで知られた宮沢賢治は、農民楽団で自作の詩に曲を付けチェロを演奏することまで夢見た。賢治が愛用したチェロは現存する。演奏の仕方を誰から教わったのか、いつ演奏をしたのか。チェロのたどった数奇なドラマを入念な取材と緻密な資料の博捜により迫ることで、代表作『セロ弾きのゴーシュ』の生まれる過程と作品の魅力が存分に語られる。音楽との関わりを通して賢治文学の新たな世界を明らかにする。

目次 : 第1部 宮沢賢治のチェロ(長い旅/ 1926.K.M./ 『西洋音楽講座』/ ヴィオロン・セロ科/ チェロを買った ほか)/ 第2部 ゴーシュ余聞(「十日後」のゴーシュ/ オーケストラ/ 宮沢家の音楽/ チェロを弾く人/ エミ・ヤンとチェロ ほか)

【著者紹介】
横田庄一郎 : 1947‐2014年。ノンフィクション作家、評論家。早稲田大学政経学部卒業。同大学院修士課程修了。1970年、朝日新聞社入社。津支局、青森支局、整理部、企画報道室、学芸部などで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    賢治の「セロ」だけに焦点をあて、ミステリ風にドキュメントが展開する。賢治の生きざまに、チェロと親友・藤原は大きな影響を与え、また藤原の人生にも賢治が大きな影響を残した。藤原のチェロと交換されて空襲をまぬがれ、ふたたび花巻に帰って、賢治の数少ない遺品として保存されているチェロ。ヨー・ヨー・マの演奏に使われたとは驚き。「ゴーシュ」の物語はこの楽器なくしては生まれなかった!

  • MICKE さん

    チェロの切り口により宮沢賢治が蘇る、ドラマが現れ、謎が現れる。やはり花巻に行きたくなる。その前にチェロを手に入れなくては。

  • 大臣ぐサン さん

    チェロから紡ぐ宮沢賢治の物語。宮沢賢治記念館に展示されている賢治のチェロがいつどこで作られたものか、どこで購入したものか、藤原嘉藤治の穴あきチェロはどこへ、賢治が聴いたレコードは。など、音楽の視点からの賢治考は新鮮。次に賢治記念館に行ったらじっくりと見てみよう。それにしても、国立国会図書館の『春と修羅』に書き込みするってすごいな。さて、犯人は誰でしょう。本編のお楽しみ〜。

  • ひでお さん

    この本は宮沢賢治と音楽の側面に焦点をあてたルポです。研究書というには内容が浅いのと、話があちらこちらに飛んで読みにくいのが難点。興味をもって読んだのは宮沢賢治の共感覚の話。音を聞くと色や形として感じる力があったらしいです。きっと、世界の見え方聞こえ方が違うのでしょうね

  • とりぞう さん

    著者の「興味」から「ついで」に生まれた本のように感じられて、ぼくには面白い本ではなかった。ちなみに著者による他の著作はこんな感じ。『「草枕」変奏曲 −夏目漱石とグレン・グールド-』、『漱石とグールド −8人の「草枕」協奏曲−』、『キリシタンと西洋音楽』、『フルトヴェングラー 幻の東京公演』、『第九「初めて」物語』。「初めてベートーヴェンの『運命』交響曲を聴いて、「おれも、こういうものを書かねばならない」といって、書き出したのが『春と修羅』である」なんていう、ちょっとした情報は随所にあり。

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横田庄一郎

1947‐2014年。ノンフィクション作家、評論家。早稲田大学政経学部卒業。同大学院修士課程修了。1970年、朝日新聞社入社。津支局、青森支局、整理部、企画報道室、学芸部などで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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