SACD

交聲曲『海道東征』、『我国と音楽との関係を思ひて』、絃楽四部合奏 湯浅卓雄&東京藝大シンフォニーオーケストラ、東京藝術大学音楽学部声楽科学生、他

信時 潔(1887-1965)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCC27300
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

信時 潔:交聲曲『海道東征』

日本作曲家選輯 東京藝術大学編
聴く者を圧倒的なエネルギーで捉える日本初の交聲曲(カンタータ) 。
東京藝術大学音楽学部が総力を結集して実現した一大プロジェクトのライヴ録音

2015年11月28日、東京藝術大学の奏楽堂に高らかに鳴り響いた、日本最初のカンタータ、交聲曲『海道東征』のライヴ録音をお届けいたします。『海道東征』が初演されたのは昭和15年(1940)11月20日、紀元二千六百年奉祝演奏会のことでした。それから70年以上を経た今、人々の生活も文化も驚くほどに変化しています。もちろん当時の人々がこの曲を聴いて熱狂したのは想像に難くありませんが、今回の演奏は間違いなく、新世紀の『海道東征』として語り継がれることでしょう。

【空前のスケール感をもつ大編成のオーケストラ、合唱団!】
オーケストラ、合唱、児童合唱。総勢260人という大編成の演奏陣! 残響豊かな藝大奏楽堂の空間に、日本最初のカンタータが壮大なイメージで甦ります。

【豪華執筆陣による読みどころ満載の解説書!】
資料満載の40ページからなる解説書付。橋本久美子氏(東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター大学史史料室特任助教)、大角欣矢氏(東京藝術大学音楽学部楽理科教授)、片山杜秀氏(慶応義塾大学法学部教授)と言った錚々たる執筆陣による解説書には、「海道東征」の原詩(北原白秋)と杉本和寛氏(東京藝術大学音楽学部音楽文芸講座教授)による現代語訳も掲載しています。

【信時 潔の隠れたる名曲も併録!】
共に美しい旋律が光る『我国と音楽との関係を思ひて』『絃楽四部合奏』も同時収録されています。『海道東征』にも関係の深いこの2曲は、現時点で入手できる唯一の録音です。

【SACDハイブリット、5.0チャンネル】
清澄で瑞々しいピアニッシモ、壮大な音の塊がうねるフォルテッシモ、大編成のオーケストラと合唱の響きを余すところなく収めるために、5.0チャンネルマルチ録音を敢行、SACDハイブリットに収録しました。(NAXOS JAPAN)

【収録情報】
信時 潔:
1. 交聲曲『海道東征』
(北原白秋 作詩)
 第一章「高千穂」
 第二章「大和思慕」
 第三章「御船出」
 第四章「御船謡」
 第五章「速吸と菟狭」
 第六章「海道回顧」
 第七章「白肩の津上陸」
 第八章「天業恢弘」

2. 『我国と音楽との関係を思ひて』(小山作之助 作歌)
3. 絃楽四部合奏(湯浅卓雄 編曲)

 菅 英三子(ソプラノ:1)
 平松英子(ソプラノ:1)
 寺谷千枝子(アルト:1)
 永井和子(アルト:1)
 永田峰雄(テノール:1)
 甲斐栄次郎(バリトン:1)
 福島明也(バリトン:1)
 東京藝術大学音楽学部声楽科学生(1,2)
 NHK東京児童合唱団(1)
 東京藝大シンフォニーオーケストラ
 湯浅卓雄(指揮)

 録音時期:2015年11月28日
 録音場所:東京藝術大学、奏楽堂
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 信時 潔 没後50周年記念演奏会実況録音

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

内容詳細

皇紀2600年を祝賀して、北原白秋の詩に信時 潔が作曲した畢生の大作。神武天皇の東征を題材とした壮大なカンタータは、西洋音楽の手法と和旋律を融合した、音楽史に燦然と輝く傑作だ。東京藝大の学生と教師による迫真の演奏は曲の真髄に迫り、聴く者の魂を震わせる。★(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
このCDが発売された2016年は「海道東征」の...

投稿日:2021/03/12 (金)

このCDが発売された2016年は「海道東征」の当たり年で、このCDとEXTON盤の山田和樹指揮による録音がほぼ同時期に発売された。演奏・録音自体は山田和樹が2014年2月11日(紀元節!)、藝大チームによるこのCDが2015年11月なので、藝大チームの方が録音から4ヶ月ほどでわずかに先行して発売されたことになる。作曲者の信時潔は長年東京音楽学校(藝大の前身)の教授を務め、「作曲科」を創設した大先輩なので(信時自身は作曲科教授には就かなかった)、藝大の威信をかけてその作品のリバイバルを一番手として世に問いたかったのだろう。  この曲は、1940年の「皇紀2600年奉祝曲」の一つとして作曲された。同じ「奉祝曲」としては、山田耕筰の歌劇「黒船」(初演時は「夜明け」)や、東京音楽学校作曲科教授であった橋本國彦「交響曲第1番」などがある。  このCDの演奏は、藝大の威信をかけて臨んだだけに非常に優れたものである。信時の作品が単なる「皇紀2600年奉祝曲」という軍国主義の時流に乗った(乗せられた)機会音楽ではなく、日本のクラシック音楽のひとつの大きな成果であったことを示している。  山田和樹盤の演奏とは優劣や好み云々を論じるようなものはなく、聴き比べて楽しめる複数の演奏が世に出ていることを喜びたい。できれば両方を聴いてみることをお勧めする。  2020年には大阪フィルの録音(2019年11月のライブ演奏)も発売されているが、そちらはまだ聴いていない。(この曲の演奏が増えているのは、決してこの国が右傾化しているからではないということを信じたい)

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

0
★
★
★
★
★
テューバパートの追加、エラーの修正、第四...

投稿日:2016/04/13 (水)

テューバパートの追加、エラーの修正、第四章の作者の意図したハープでの演奏を実現した、など、学術的にも非常に重要な演奏。すぐ後に山田和樹指揮横浜シンフォニエッタによる同年の演奏も発売されますが、声楽面では間違いなくこちらに軍配が上がるでしょう。日本を代表するソリスト(教授だが)、そしてそのソリストの卵達多数!ときたら期待せざるをえないけれども、この録音の響きはその期待を遥かに超えるものでした。第五章でしっかり少年合唱団が子供の声で、童唄のような効果をあげているのも嬉しい、しかもこちらも上手い。オーケストラは弦を中心にもっとダイナミクスがほしい場面もあったけれども、目立った粗もなく木管がよく歌ってくれて好印象。録音もNAXOSのSACDらしく本当に自然な響きが収められています。高水準かつ資料としても貴重、この楽曲の明らかな転換点となる記念碑的な演奏です。

Seiru さん | 千葉県 | 不明

1

信時 潔(1887-1965)に関連するトピックス

  • 信時 潔:交聲曲『海道東征』 日本作曲家選輯 東京藝術大学編。聴く者を圧倒的なエネルギーで捉える日本初の交聲曲(カンタータ) 。 HMV&BOOKS online|2016年02月25日 (木) 12:10
    信時 潔:交聲曲『海道東征』

声楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品