男が働かない、いいじゃないか! 講談社プラスアルファ文庫

田中俊之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062729307
ISBN 10 : 406272930X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
188p;18

内容詳細

「朝起きて、”会社行きたくないなあ”と考えるのは、正常な思考回路です!」
「無職は恥ずかしくありません」
「男なら夢を追いかける!? 止めときなさい」

雑誌・テレビ・ラジオ・ネットニュースのコメンテイターに出演多数の人気大学教員による、若手ビジネスマンへの心安まるアドバイスの数々!

働き過ぎ、結婚難、など男性ゆえに抱える問題、生きづらさを解きほぐす「男性学」。
こんな視点から、多くの若者が抱える悩みや諦めに、ときに厳しく、ときに優しく、救いの手をさしのべます。
これぞ新しいビジネスマンのバイブル!!

【著者紹介】
田中俊之 : 武蔵大学社会学部助教。1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表象文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より現職。社会学・男性学を主な研究分野とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 黒頭巾ちゃん さん

    仕事で悩んでいる男性お勧めです(^^)「男性学」という「性別に囚われない多様な生き方の実現」の男性視点の話です。男は「正社員で終身雇用で稼ぐ」価値観に縛られています。その為近年は心身ともに疲弊してます。筆者の体験より“正社員で心身を病むより、バイトで気軽な方が健やかだった”という経験から「弱音を吐いて、困難があれば簡単に諦めて恥と思わない」ことも長い人生では必要ではないかと諭しています。今の仕事を辞める人生で自分を見つめないと旧来の価値観による常識に飲まれると危惧しています。温かい内容です(^O^)

  • とよぽん さん

    男なら、働くのが当然!? といった男性の働き方、生き方についての「常識」をリセットする必要を説いている。現代社会には、仕事は人生の一部だという事実さえ見失っている男性がたくさんいて、苦しい思いをしていると書いてある。著者は男性学を研究する大学の先生だ。男女ともライフワークバランスを見直して、異常な働き方を改善しなければ、心を病んで幸せに生きることができなくなるかもしれない。参考文献リストに、社会学者の水無田気流さんの著書がなかったのは残念だった。同じ分野の研究者だと思うが・・・。

  • きなこ さん

    男性学の視点から、男性が働くことの意味を見つめ直す本。いまや、女性の活躍や定年延長が声高に主張されている時代。現代の日本社会では「性別年齢問わず人は生きている限り働くべきだ」というルールが確立しつつある。私も大学卒業後正社員になれないと人生の落伍者だという気がしていた。大人の男性には、正社員としてフルタイムで定年まで働き続けるというたった1つの生き方しか許されていない。この息苦しさについてほとんどの男性が疑問を持たず、反発することもなく受け入れている。一度立ち止まって、当たり前を疑ってみてもいいと思う。

  • 鮭 さん

    読み手のバックグラウンドによって印象が大きく異なる本である。「普通」の会社員が読むと考えさせられるかもしれないが、医療職である自分には世間の常識が非常識な業界にいる為、あまり響かなかった。「働かない」のは良いが、どうやって生活するかは本書に答えはない。結局男も女も程々に働くのが一番である。働くことが悪いのではなく、「極端」に働き過ぎるのが問題なのである。

  • ruki5894 さん

    一つのテーマを4ページでまとめているので大変読みやすい。スラスラ読めて取り立てて感想はないな…と思ったが、意外に自分の中に性差がある事に気付かされるという…なんとも怖い結果に。読んでいるそばから誰かと話し合いたくなる。話題は尽きない。仕事、恋愛、結婚。自分で決めている気になっているが、どうやら社会の一般通念に踊らされているところがあるらしい。それもかなり。という、やや凹むくらいの内容。本の中全ての「男性」を「女性」に置き換えるのもありだな。

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