トラヴィス マクデード

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古書泥棒という職業の男たち 20世紀最大の稀覯本盗難事件

トラヴィス マクデード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562052790
ISBN 10 : 4562052791
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

愛書家にとって、もっとも卑劣な犯罪―本泥棒。大恐慌のさなか、アメリカの図書館で稀覯本の盗難が相次ぎ、図書館史上最悪の時代を迎えた。しかも古書窃盗団を組織していたのは、ほかならぬ古書店主たちだった!天井知らずに高騰する古書価格、本泥棒の巧妙な手口と捜査員の執念の追跡…稀覯本をめぐる人々の数奇な運命を描く犯罪ノンフィクション。

目次 : プロローグ さまよう星/ 1章 大恐慌時代の稀書事情/ 2章 蓄積した知恵/ 3章 盗まれたポー/ 4章 学識と研究/ 5章 ボストンの状況/ 6章 愛書家の資格のある人間/ 7章 ニューヨーク州の裁判/ 8章 稀覯本の終わり

【著者紹介】
トラヴィス マクデード : イリノイ大学ロースクール図書館情報学の准教授。書籍をめぐる犯罪の研究を専門とし、2006年に窃盗事件の裁判手続に焦点を当てたThe Book Thiefを発表。テレビやラジオ番組のコメンテイターも務めている

矢沢聖子 : 英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Y2K☮ さん

    舞台は1930年代のアメリカ。禁酒法と大恐慌の最中。本を盗んで売る事が重犯罪とは思われていなかった時代を、ポー初期の詩集「アル・アーラーフ」を巡る古書窃盗団と図書館の戦いを軸に描く。発行部数が少ない上に殆ど売れなかったが故の希少価値。1992年時点で12万ドル(!)。ゴッホと同じく無名と貧苦の中で世を去ったポーには皮肉な話。泥棒も色々。司書以上に詳しい人がいれば、教わった手順を踏むだけの小悪党も。パッと思いつく限りでもサガンやマッカラーズは図書館でしか読めないものが殆ど。盗まれたら困るなんてモンじゃない。

  • 星落秋風五丈原 さん

    図書館で盗みを働く古書店主というとんでもない実話。

  • ツバメマン★こち亀読破中 さん

    1930年代のニューヨーク、ボストン。図書館では稀覯本の盗難が問題となっていた。驚くべきことに窃盗団を組織して転売していたのは古書店主たちだった…。現在では稀覯本はほぼ図書館で厳重に管理されており市場に出ることも少ないそうです。悪いことには違いありませんが、今よりも本の価値が高かったおおらかな良い時代だと思いました。冒頭からエドガー・アラン・ポーの初期の作品『タマーレーン』が登場しますが、偶然にもこれは先日読読了したばかりの『書店主フィクリーのものがたり』に登場した本。本当に価値のある本なんですね。

  • ふろんた さん

    古書が札束の価値を持っていた時代。古書泥棒は図書館の蔵書を持ち出し、蔵書印を消去し、古書店に転売する。しかもそれを手がけていたのは古書店主たち。古書の暴騰による凶乱は図書館主との静かな攻防を繰り広げる。

  • 桜父 さん

    1920年代〜のアメリカで横行した古書窃盗団と図書館特別捜査員との手に汗握るノンフェクション。今も稀覯本はオークションでは高値で取引されるが、昔から稀覯本を狙う窃盗団が図書館を中心に大量の本を盗んでいたとは驚きでした。図書館も盗まれても呑気に対策もしていないなんて良い時代でしたね。エドガー・アラン・ポーの「タマレーン」は今でもすごく貴重な本なんですね。勉強になりました

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トラヴィス マクデード

イリノイ大学ロースクール図書館情報学の准教授。書籍をめぐる犯罪の研究を専門とし、2006年に窃盗事件の裁判手続に焦点を当てたThe Book Thiefを発表。テレビやラジオ番組のコメンテイターも務めている

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