サラ・ウォーターズ

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黄昏の彼女たち 下 創元推理文庫

サラ・ウォーターズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488254100
ISBN 10 : 4488254101
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
422p;15

内容詳細

リリアンの告白は、彼女とフランシスとの秘めた関係を大きく揺さぶるものだった。彼女たちをとりまくすべてがままならぬ状況で、ある夜、ついに悲劇は起きる。殺人という最悪の形で。ところが、事態は“犯人”さえ予想だにしない意外な展開を迎える…。世界大戦のはざまにあって、時代に翻弄される女性たちの姿を殺人事件を通して描く、ウォーターズにしか書きえぬミステリ。

【著者紹介】
サラ・ウォーターズ : イギリスの作家。1966年ウェールズ生まれ。98年にTipping the Velvetを発表、小説家としてデビューする。99年に刊行した第二作『半身』でサマセット・モーム賞を受賞。2002年発表の第三作『荊の城』では英国推理作家協会(CWA)最優秀歴史ミステリ賞を受賞したほか、第四作『夜愁』、第五作『エアーズ家の没落』の三度にわたりブッカー賞の最終候補に選ばれている

中村有希 : 1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い さん

    下巻は上巻の ロマンス的な色彩から 打って変わって 殺人事件の真相を 追うミステリー的な展開に変わる。 捜査が進むにつれて、明らかになる真相とは 裏腹に物語の中心は フランシスとリリアンに 留まったままで 他人は寄せつけない.. 最後もやはり 二人の世界で完結した、お話だった。

  • KAZOO さん

    下巻になってやっとミステリーとしての物語の内容が見えてきました。どうも上巻がまどろっこしかったので、下巻の大矢さんの書かれた解説を読んでからだとすっきりという感じがしました。もう少し上巻を削って1冊にした方が楽しめる気がしたのですが。

  • のぶ さん

    上巻の最後に放ったリリアンのある一言で状況が一変した。リリアンを愛するフランシスとリリアンの夫、レナードの事情が絡んだ、下巻の冒頭から転換点であり物語のハイライト。ネタバレを避けてこの部分を書くのは非常に難しい。そして起きる殺人事件。その先の裁判。全体を通して繊細な心理描写から、裁判までいろんな要素を楽しめる、とてもレベルの高いミステリーにして文芸作品だった。久々に出版されたサラ・ウォーターズ作品は本作も期待を裏切ることがなかった。

  • yumiha さん

    下巻400ページ余を一気に読んだ。殺人事件があり、サスペンス的要素が加わったから、どうなるの?どうするの?と次々と読み進んでしまい、読了したら夜中の1時だった。上巻で気概のあるフランシスと評したが、その気概が崩壊していく心理状態の推移を詳しく描写されていた。母親に「嫌わないでいてくれる?」(P391)と問いかけたフランシスが痛ましい。「高潔さも誠実さも勇気も、恐怖の前では縮みあがって消えてしまう」(P408)のは、自分自身を言い当てられたように思った…ていうか、私にはもともと気概など欠けているし💦

  • りつこ さん

    その時代独特の空気と普遍的な人間の感情が克明に描かれている。恋に落ちる時の心のざわめき、心が通じ合う時の高揚、破滅へ向かっているとわかりながらも止められない感情。そして事件が起きてからの不安、不信。フランシスの心の揺れ動きが丁寧に描かれているので読んでいて苦しくなったがこのラスト…。簡単にシロクロは付かないがそのままではいられない。たまらない。

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サラ・ウォーターズ

イギリスの作家。1966年ウェールズ生まれ。98年にTipping the Velvetを発表、小説家としてデビューする。99年に刊行した第二作『半身』でサマセット・モーム賞を受賞。2002年発表の第三作『荊の城』では英国推理作家協会(CWA)最優秀歴史ミステリ賞を受賞したほか、第四作『夜愁』、第五

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