CD 輸入盤

Songs From Afar

Lucian Ban (ルシアン・バン)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSC1387
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

モチアンも才能を認めたルーマニアの鬼才ルシアン・バン
レギュラーバンド「エレベーション」での第2作
NY進出から15年あまり、ルーツを見つめ普遍的な表現を追究し続けるアーティストの一作


1969年ルーマニア中部・北西部のトランシルヴァニア生まれのピアニスト、ルシアン・バンのレギュラーバンド、エレヴェーションの第2作。

1999年NYに移住。ポール・モチアンに認められたことにより、活動のフィールドを広げ、近年ではマット・マネリとの共演作でECMからも作品をリリース。注目を集めていますが、本Sunnysideでは一貫としてルーツ、ルーマニアの文化と、ジャズの融合がキーワードになっています。本作では、同トランシルヴァニア出身のフォーク・シンガー、Gavril Tarmureが参加。ポスト・コルトレーン、エイブラハム・バートンのマッシブでモーダルなサックスと、スピリチュアルかつ壮大なヴォーカルをフィーチャーする他、M5と8では、トランシルヴァニアのウェディング・ソングを2つのアレンジ(M5はルシアン・バン自身、M8はベースのジョン・エベールによるアレンジ) で演奏。M5ではマット・マネリをフィーチャーして即興色を強めて演奏。M8では、シンプルに雄大に、よりルーツに忠実なアレンジで演奏し、原曲の持つ可能性をあぶり出し、異なった魅力を引き出すなど興味深い試みも見せてくれます。

一方、M2はサン・ラ、M3はアブドゥーラ・イブラヒムへのオマージュ。共に強烈な個性を誇り、ジャズのイコンとも言うべきアーティストの魅力に迫るルシアンの探求にも注目。特に、アブドゥーラ・イブラヒムが持つ懐深いあのアフリカン・サウンドに肉迫するピアノの響きなどは白眉。まったく違う地に生を受けつつ、しかし、ルーツを見つめたアーティストだからこそ表現出来る普遍性がここにはあります。40代半ばを過ぎて、着実に表現を見つけてきたアーティストの力作。エレヴェーションに関しては、メンバーも固定で活動するグループであり、今後の深まりも興味深々です。

Lucian Ban (p)
Abraham Burton (ts)
John Hebert (b)
Eric Mcpherson (ds)

Special Guests :
Mat Maneri (viola on M2,3,5,6,9)
Gavril Tarmure (vo on M1,5,8)

収録曲   

  • 01. Transylvanian Sorrow Song
  • 02. Farewell
  • 03. Travlin' With Ra
  • 04. Solo For A Brother With Perfect Timing (For Al)
  • 05. Transylvanian Wedding Song I
  • 06. Chakra, The Island
  • 07. Spiritual (For HJ)
  • 08. Transylvanian Wedding Song II
  • 09. Southern Dawn
  • 10. Teaca, A Song From Afar

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