エリック・リヒトブラウ

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ナチスの楽園 アメリカではなぜ元SS将校が大手を振って歩いているのか

エリック・リヒトブラウ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105069711
ISBN 10 : 4105069713
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;20

内容詳細

アメリカと元ナチスのおぞましき蜜月関係――! アメリカ政府が、ソ連との冷戦に活用するため、大量の元ナチス幹部を秘密裏に入国させている――国家的不正に気づいた司法省特捜室の執念の捜査が始まった。必死に過去を偽る元ナチスたちと、何とか証拠を掴もうとする特捜検事たちの息詰まる攻防戦の行方は……? ピュリッツァー賞ジャーナリストが描く、驚愕の戦後裏面史。

【著者紹介】
エリック・リヒトブラウ : 1965年、ニューヨーク州シラキュース生まれ。コーネル大学卒業。司法担当記者として、「ロサンゼルス・タイムズ」「タイムズ」などで活躍。その後、「ニューヨーク・タイムズ」でブッシュ政権下の米国国家安全保障局による令状なしの盗聴をスクープし、2006年のピュリッツァー賞を受賞

徳川家広 : 1965年、東京都生まれ。翻訳家。作家。徳川宗家19代目にあたる。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学大学院で経済学修士号、コロンビア大学大学院で政治学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    2014年のナチ追跡モノ。ナチの科学者を対象にしたペーパークリップ作戦以外の、元ナチ・ナチ協力者たちは、優秀な反共主義者であり対ソ連の道具としてCIAやFBIが積極活用していた。しかし70年代から反共についての世相が変化し、米国内で暮らす彼らを追求する空気が生まれたと。時代を追ってのナチハンターたちと政府や国際情勢の変化などなかなか興味深い。また書き方がスリリングで映画のシーンのようだ。年老いた親が戦犯であると知らされる子の話などもある。苦く皮肉な歴史に考える本。ナチもの好き以外の人にもおすすめ。

  • ペグ さん

    何故、アメリカ(CIA.国家安全保障局等)がナチス、元SS将校等の入国を許可し年金まで支払って裕福な暮らしをさせていたのか。第二次大戦後アメリカはソ連を敵視し恐怖していた。ダレス、アイゼンワー、フーバーなどは許しがたく、私はマッカーサーの赤狩り位しか知らなかったので啞然とした。入国させた彼等をスパイさせ、ソ連の情報を得る。政治は国の利害を1とし、個人の生を押しつぶしていく。ナチハンターによる地道な調査は何十年にも及び、けれどその結果は?虚しくなるけれどこのような事実があった事を知り良い読書だったと思う。

  • Panzer Leader さん

    スリリングなナチ追跡物のドキュメンタリー。ロケット工学者フォン・ブラウンやアイヒマン、ゲーレン、ヴォルフ将軍、クラウス・バルビー、ワルトハイムの話は知っていたが、WWU終戦後の米国にこれほど多くのナチまたはその協力者が入国していたとは。しかも人道に反する犯罪に手を染めていた人物の経歴を知っていながら、またはその改竄に手助けをしてまでもとは正に米国の暗黒史。過去よりも反共の姿勢を持つ人物を採用したかと思えば、後年は元ナチス関係者の摘発を徹底的に行う組織を立ち上げたりと、ホント米国は両極端だなあ。

  • ケニオミ さん

    戦後ナチスに関与した人々が、大手を振って程ではないにしろ、アメリカに移民として逃げおおせたり、アメリカの利益にとって有益という見方から連れて来られたりしていたことを暴くノンフィクションです。あまりおもしろくなかったので、途中でさじを投げてしまいましたが、これも一つの人種差別ではないかと思いました。日系アメリカ人は、日本人の血が混じっていることだけで、アメリカ人であったにもかかわらず強制収容所に送られ、辛い思いをしたのに、その一方では残虐の限りを尽くした元ナチスはこうですからね。イヤになっちゃいます。

  • BLACK無糖好き さん

    先の大戦でドイツ敗北後に、戦時難民に紛れアメリカに入国した元ナチス関係者や協力者は数千人、更にアメリカがソ連という脅威と対決する上で役に立つと思われた元ナチスが、国防総省やCIAなどの高官たちの手引きで数百人入国したという。本書ではナチス狩りに執念を燃やす司法省特捜室らナチス.ハンター(一部ユダヤ団体)と、機密情報を暴かれたくないCIAら情報機関との間で繰り広げられる暗闘やかけ引きの様子が描かれている。戦争犯罪人でも利用出来るものは利用しようという、アメリカの撤退したリアリズムの一面が感じられます。 

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1965年、ニューヨーク州シラキュース生まれ。コーネル大学卒業。司法担当記者として、「ロサンゼルス・タイムズ」「タイムズ」などで活躍。その後、「ニューヨーク・タイムズ」でブッシュ政権下の米国国家安全保障局による令状なしの盗聴をスクープし、2006年のピュリッツァー賞を受賞

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